珍しい稽古人

伝統派空手 2022/02/27(日) 22:04
初めて来たHさん。
普段は居合や杖の稽古人だが、フッと時間が出来たのでということだった。

しかし、既に平安二段から三段、そして初段まで来たので、それをいきなり体験してもらう。
案の定、あまり動けないのだけど、先生がつきっきりで教える。

しかし、とうとういつもくるのは、Aさんと私だけになってしまったなあ。
最初、やりたいと言ってくれたT夫妻の奥さんは旦那さんも含めて二週連続お休みで、続くのかなあ。
私はやっと足のサポーターをとって、道場に立てたので、滑らない(^O^)。
(今まで滑って滑って大変でしたわ)。

しかし、同じ空手でも、ここまで違うとは思わなかったので、ぎこちなくて、笑ってしまう。
そして、ちょっと気を抜くとフルコンぽい動きになるんで、気をつけねば。

まあ、ボチボチw
No.339 PERMALINK

すごい勉強になった!

2022/02/27(日) 21:28
県東の人たちが中心になって、私のホーム道場を自主的に借り切って行う自主稽古会。
誘ってくれた五段のSさんが、腹痛で休みのため私が事務手続きを行う。

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指導はS市の教士六段N先生と、うちの錬士五段S田先生。(もっとも、S田先生はあまり発言されない)。
N先生は、今まで講習とかですれ違ったことはあるが、直接話したことはない。
少し気が引ける感じである。

ところが!!
すっごくよく見て下さった!

あなた。

終わってしばらくしてから、私を手招きする。

一杯悪いところがあるけど、いくつか直そう。

私は「一杯悪いところがある」という言葉にめげそうになるが、話を聞く。

まず、膝に、本弭を取るときに、まっすぐ行くと矢の先が上がる。なので、それはギリギリまでスッと下げてから膝に丁寧に取る(矢を上げない)。

射に影響するのは「うち起こし」から。
私はいつも打ち起こした場合の、矢先が高いといわれてきた。なので、すごく頑張って馬手を上げてたのである。
ところが、そうすると、弓が斜めになってる。本弭をまっすぐに上げていくんだという。
すると、弦が、床と垂直に上がっていく。すると、馬手が若干高くなりちゃんと平行に矢が上がってくる。

打ち起こしが変なため、大三が広くなっている。正しくは大三で馬手の手首が体の中心。額の前に来る。
私の場合、指先が額の前にあるため大三が広すぎる。

だから、左右均等に引けない。
最初の射では、口割が高かった。(だから下に抜いたでしょ?)
次の射では、ちゃんとついたが、上に抜いたでしょ?

あー。はい。
口割りを上げる下げるの問題じゃないのです。
ちゃんと身体を割り込んでちゃんと弓の中に入れば、口割りはちゃんとつきます。
大きくちゃんと引いて、矢束引けば口割りはつく。
つかないのは、ちゃんと引けてないからね。
あと、手の内。あまりたくさん言わないけど、上押しが強い。
上押しになってる理由は、小指が効いてないからね。

とりかけのときの円相というのは、手首まで。弓手の手首から先は馬手と同じようにするから、手首から曲がるのが当たり前。
そして、タコができる位置が違うよねと言われた。
小指の付け根じゃなくて、もっと天文筋側(手前)にできるべき。
天文筋をちゃんと付ければ、タコの位置も変わるし、小指も第1関節くらいは外竹にかかるはず。


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なるほどなるほど。

注意されると、ついやり過ぎてしまうんだな。

そして、ショックだったのは、どれどれと見てもらった射で「的付け違う」と言われたこと。

審査の後に、大きく射を変えたので見てもらっておくべきだった。
どうも半月では前狙いになるらしい。半月ではなく、4分の1月です。三日月くらい?かな。

時々、背の高い人に見てもらいなさいと言われた。

体配はまあまあ良いでしょうと言われたが、後に下がるときの一歩目がちょっと広いとのこと。
小さく下がって、後は大きく。
普通の時の稽古ではなかなか言ってもらえないものだ。
ありがたいです。

最後の射は、N先生がつきっきりだった。

4ッ矢。大三そうそう。しっかり狙って。
一本だけ8時のすぐ外に抜けたが、あとの三本はきれいに入った。

うん。今のが出れば五段くらいは合格よ。

私が弓手を振って落とされたことを話すと「今は全然振ってない。大丈夫!」と太鼓判を押してくれた。

本当にありがたいです!!
きっと今日の稽古会は、私が1番恩恵を受けた。

N先生は「若いときはね、数引いて中てることをやったらいいけど、年取ったら省エネでね、稽古を少ないけど中るというのをやるんだよ」と。
若くないんだから! ワハハと大きく笑う。

耳が痛い。
私はどうしても「他人よりもたくさん稽古することで、上達しよう」とする。
もう数ではないんだなと、どこかで思う。数の時代は終わりだ。
数で頑張っても、すぐに年をとるしね。今からは最短で上達しないと寿命が来るしね。
でも、ついつい数やっちゃうんだよねえ。(もう半分は性分だから仕方ないけど)。

もう一つ、良かったのは良い整体を教えてもらったこと。
明日電話してみよう。
No.338 PERMALINK

扇4回目

太極拳法 2022/02/26(土) 21:23
K師復活。三回目のワクチンで、発熱したそうだ。

とにかく、無事で良かった。
本当にこの先生がいなければ、私はここにいる意味がないのである。

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いつもの一段。
一段を一瞬間違った。なんと扇の動きをしてしまったw

そんなに扇も真面目にやってるわけじゃないのにね。
(でも今自宅でやるのは扇だけ)。

最初の「バサッ」のところまで(^O^)

最後の五分は推手をやった。
Oさんが真面目に来てくれるので、すごく助かる。

この前、私の稽古会に来てくれたAさんは、「この前はありがとう。盛りだくさんですっかり忘れたわ」と笑う。
忘れて良いんですよ。覚えようとか、真面目に取り組もうなんて思ったら駄目ですよと釘を刺す。
彼女は真面目そうなので、そこは注意点。マジで。

まだまだトウロを覚えてる段階なので、あれこれ理合いについて言えないのだが、かなりキツイ動きもあって、面白い。
面白いし、身体に効く。
本当に身体を使って遊んでる感じ。
遊んで楽しんで、元気になるんだから言うこと無しだわ。

氣が云々とか、理合いが・・とかは、今はいいや。
楽しければいいです。
先生の動きが美しいので十分です。

ただ、人数が少ないのが気になるな-。続いて欲しいです。
No.337 PERMALINK
本来は、日本武道館から講師が派遣されて、なぎなた指導者講習に行く予定だった。
とまりで土日二日間みっちりある。
うちの先生もすごいが、他の先生の指導も面白いので楽しみにしてた。

・・・コロナで中止である。

中止が決まったは最近なので、空手を休みにしてたのは撤回しなかった。
二ヶ月前にお知らせしてあるので。
代わりに空手の指導を始める前に通ってた土曜日のなぎなた稽古に参加できた!!
すっごい嬉しい。
土曜日のなぎなた稽古は、70代の初心者がいる(と言ったら駄目だな-。2年くらい続いているんだもん! そして、7月には2人3級に挑戦、始めたばかりの方は5級に挑戦なのである)。

今回1級を受けるMちゃんは40代、Fさんは40代後半。
様々な年代の人がチャレンジしているのはとても良い。

そして、例のごとくゆるーい稽古だったりする。
見てもらえるときは、めちゃ真剣だけどね。

今日は、Mちゃんの相手に私が指名されて、ずっと仕掛け応じ(Fちゃんの相手は初段のKさん)。
Mちゃんは目が覚めるほど上達していて、絶対大丈夫だが、心配のところが少しだけある。

1.側面の軸手が入らないときがある
2.メンを受けるとき、軸手が下がる(前手で受けてる)。(千段巻のところで受けている)
3.4本目の仕掛けの八相からの脛。足が出ない

この3つだけ。
でも、稽古は後当日入れて三回なので、ちょっとドキドキです。
がんばれ。
本当は見に行こうと思っていたけど、なんと、その日は私は弓道のほうの五段講習だったのでそっちを優先しまーす。

私も先生にとっては「できの悪い子」なので努力します。
10月弐段?

がんばります。

No.336 PERMALINK

金曜日は三人

大東流 2022/02/26(土) 19:33
いつの間にか、家の梅の花も満開になっていた。
金曜日は暖かい1日となった。

仕事がないので朝から道場へ。
Sさんも加わり三人で昨日の続きをやる。
Sさん、まだ合氣上げ苦戦。

毎回同じ事を言ってもアレなので、昨日は「インナーゲーム」の話をした。

頭と身体に別れて、頭が自分は動けない筈なのに、メッチャ冗舌で要らんことを一杯考えてるのよ。
これだけ稽古してれば身体はどうすればいいかをもう知ってる。それを邪魔しているのが頭!!
頭は黙って!
私が本気で声を出したのでSさんはビクッとなる。

慌てて優しく言う。
頭と心が忙しすぎる。
身体に任せてOK。

言われた通りにやれば、できるのに、一人でやろうとすると出来ないのは、自分自身〔頭)が邪魔しているよ。

(-_- )うーーんと考え込むSさん。

そこよ。そこ。それが駄目!
禅なんだよ。
稽古は禅と同じ。

自分っていうのは「頭」そして「心」。師匠は「心」って身体の意味で使ってるけど、ここではとにかく「むかついた」り、出来て「うれしい」という心の動きをさすね。
心も頭も平静に、静かにしておくの。身体を使うの。

えー。うれしいも駄目ですか?
駄目。

ちょっと不満げなHちゃん。

ずいぶん昔に読んだ本で、カトリックの修道院の話があるの。
修道院に入ってすぐにやるのがこれ。



2人がハテナになる。

三黙行と言ってたよ(細かいニュアンスは違うかも)。
掃除するとき、など何かをするとき、口が黙るのは当たり前。頭も心も黙らせて、静かに作業をしなさいっていう教えなの。
私は道場の掃除をするときそれをやってる。
だいたい半分くらいしかまだできない。神棚まで来て、「あ、ネギが余ってるから晩ご飯に使おう」なんて考えて、ハッとするよね。
そして、もう一度やり直して最後の畳は好きに掃除する。

そういうのやってる。
だから、稽古するときそれをやってみて。
頭ばっかりじゃないの。

Sさんは何か言いたげにフーンと聞いていたが、何を言っても「頭」と言われるのがイヤなのだろう。
フーンと首をかしげたまま、黙ってた。

Hちゃんは坐禅仲間でもあるので、少しはわかっていただけただろうか。

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そしてもう一つ、人格と武道の話をした。
武術・・・でもいい。

数日前にこんなツイートが流れてきた。

格闘ゲーマーとかの界隈のイキった振る舞いを見てると、武道に「礼儀」とかの精神修養の概念が導入されてることの意味が分かるな。
強い弱いの格付けを常に意識させられる界隈であるが故に、勝ってる側の増上慢や、内ゲバ等々を未然に防ぐために、まずは礼儀で行動にアンカーを打つのだな。

小池顕久/たけうちじん


そういうことかと、私は納得したのだが。

自分が他人より強い(優れている)という勘違いは、ヤバイということだ。

鬼滅のアカザしかり、「王様ランキング」のオーウェンしかり。
人間が不老不死を手に入れて、強くなったらあとは狂うしかない。
だから、礼儀でアンカーを打つ。くさびを打っておく。
それが、建前であっても、ないよりはまし。

だから、礼儀が必要なんだ。
という話をした。もちろん、うちの人たちは礼儀はキチンとしているが。
(1番なってないのが私だったりするが)。

No.335 PERMALINK

二人稽古

大東流 2022/02/26(土) 19:27
木曜日は最後の午後。
来月からは、仕事は火曜水曜となる。
慌ててとって返し、道場に入る。
幸い私が1番乗りであった。

午後だが、まだ寒い。
しかし、時々顔を出す日差しがもうすぐ春だと言ってるようだ。
明日から暖かいらしいねーと二人で稽古する。

今回は目玉はいつものに+して、両手取りの二人掛けの最初のところ。
(二人掛けをいきなりはできないので、一人相手にやる・・・というか今は二人しかいないので、二人掛けはできない。やるのは明日だ)。
上下(合氣上げなど)、前後(運び手)ではよくできるものが、とたんに出来なくなる.私も実は右は力んで今一つだったのが反省。

師匠との稽古はいつも「動かす」稽古ばかりで、ほぼ「運び手」の自由ワザみたいになってるのである。

まさかそれと同じ事をやるわけにはいかないが、基本の基本なのだろう。
(師匠は、それを「合氣の稽古」に繋げるのである)。
とにかく、基本の基本をやる。
勘の良いHちゃんは割にすぐ出来てしまってビックリする。
手が冷たくて感覚がないと言っている間は無理だが。

夏になったらもう少し出来るだろうと思う。

No.334 PERMALINK