pundamilia's Blog
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師匠が亡くなった
大東流
2025/07/14(月)
21:59
まだ公式発表はないが、N師範がなくなった。
大東流最高総師範である。
私も10年弱を毎月のように通っていた。
去年の11月、見解の相違もあって、そこから行っていない。
・・・・・・・・・・・・・・・
師範が死んだことも、連絡が私にはなかったことも、そこそこショックなんだろうなと思うが、まったくそうでもない。
絡まった糸の大本の人物が亡くなったことで、なんとなくホッとしてしまった。先生ごめんな。
教えるときも、「〇〇は教えたらダメ」「お金は〇〇円以上取りなさい」等々、いろいろな指示があって、窮屈だったのは事実。
実際には、「先生ダメって言ってるけど、ちょっとこれ言っておくね」と門人には伝えていたがw お金も先生が言うほどの金額を取ることはできないので、先生には「努力します」とだけ伝えてあった。
もうお目にかかれないのは残念だけど、技に関しては、たぶんあと10年通ったところでわからないままだろうと思う。
実際、他の師範と稽古しても「!」と驚くことばかりだった。(基本技が全くできていない)。
そういう人に教えて伝わると思っていたのなら、N先生には教える才能がない。伝わらないと思いつつ教えていたなら、結構な詐欺師だ。
私は両方だと思っているw 先生ごめんね。
これで、K先生は大手を振って後継者を名乗るのだろうなということだけが、胸糞悪いが。
東京のM村先生が後継者だと何度も言っているが、公式には発表していないし、M村先生も本業があるしでこのままN先生の名前は忘れられていくのだろう。
伝えてくれるということではK先生には感謝だが、K先生の技はN先生の技ではない。
(それが原因で、私はこっぴどく叱られたのだから)。
何も変わらない。
明日からも同じ。稽古に励む日々である。
ただ、ふっと思う。
N先生がいなければ、この大東流もなかったな。
出会うこともなかったな。
きっと私は、空手を辞めるかどうかの年齢の壁でもがいていただろうな。
合気道は続けられなかったなw
弓道にも出会わなかっただろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
弓の最初の師匠、T先生も亡くなった。
お目にかかったことはないが、無外流居合兵道の小西先生も亡くなった。(現在の無外流の総師範)。
だんだんなくなっていくのを見送る。
いずれ自分も行く道。
何のためでもなく、ただその日まで稽古を積む。
No.628
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武術が日常に生きるということ
大東流
2025/01/30(木)
10:14
大東流…じゃないのかな。
以前、大東流を教えるわけにいかんので、苦肉の策で身体操作の会をやっていた。
今は希望者があるときだけにしてる。
その最初の門人で、今は弓道の仲間であるSさん。
弓道に身体操作の理合を生かして、最高峰の全国大会にも出場した。
そういうSさんとは、時々隣県の弓道の先生のところにお邪魔する。
片道3時間をゆっくりおしゃべりしながら。
そのときに、次のようなことを言われた。
本当に、身体操作を習っててよかった。
私が、「せやね。弓道に生かしているからSさんすごいよ」と言うと、「いえ、弓道じゃなくて(^^)」と笑った。
この前福岡に行ったんです。
地下鉄の中洲川端の駅って、エレベーターもエスカレータもないのに、すっごい長い階段があるんですよ。
ふむふむ。
そこを上っていると、一人のおばあさんがいたんです。
すっごく小柄な方で、背中が曲がってて、手すりにすがって登っていくんです。
右で手すりで、左はもう階段に着きそうな感じ。
一段一段休みながら行くけど、本当に辛そうで。
なので、思い切って声をかけたんです。
「もし良かったら、一緒に上りましょう。つかまってよいですよ」と。
そしたら、そのおばあさん、びっくりした顔して、でも嬉しそうに私の腕につかまったんです。
一瞬、私も身体が硬くなって、筋力でおばあさんを支えようとしたんですが、思い出したんですよ!! 教えていただいたことを。
なので、支えず、ただ、まっすぐ。おばあさんのすがる手は感じながら、自分自身を崩さずにまっすぐゆっくり合わせて登ったんです。
そしたら、おばあさんは私に重心を預けることもなく、ただ、本当に一緒に階段を踏みながら上がっていったって感じで。
おばあさんも「本当に楽だったわ。ありがとう」とお礼を言ってくれたけど、私も本当に楽でした。
安全に行ける自信というか、確信もあって、すごく役に立ちました! ありがとうございます。
私は、顛末を伺い、「いや、すごいのは、あなたでしょ! さすがSさん。」と心から思った。
人を助けることをこんなに自然にやってのけるSさんが、すごい。
少しでも、私がお伝えしたことがお役にたっているなら、こんなにうれしいことはない。
(と言いつつ、私がお伝えしたというよりは、大東流の最初の道場で習ったことである)。
Sさんの体験にはもう一つある。
世界選手権とかで、スポーツ選手が空港で出迎えられるシーンを見たときに彼女が思ったこと。
カートを押してる…。
Sさんはお掃除屋さんである。
掃除道具を満載したカートを常に運んでいる。
「押しちゃダメって、言ってましたよね!」ニコニコと彼女は言う。
私の指導を守って、常に荷物(カート)は「運ぶ」。
自分の体は崩さず、接点を大事にしてカートに先に行ってもらう。
自分はカートが進むからついていく感覚。(押してるわけではない)。
とても楽で、自分自身のトレーニングになると言っていたが、「スポーツ選手、駄目ですよねー(^^」と笑う。
あんなに重そうに、自分を崩して荷物に寄りかかってるの、辛いですよねー。
あはは。
弟子に教わるとはこのこと。
私もスポーツ選手の空港での様子とかみたことあるが、そんな風に考えなかった。
私自身はカートを押すことはまずないが、面白い視点で車の中で大いに笑いあった。
なるほどなるほど。
本当に勉強になった道行であった。
No.598
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久々の午前中
大東流
2022/07/07(木)
21:11
大東流だけでも記録しておこう。
二週ぶりで午前中なので、何とかしのげる。
なぜなのか分からないが、稽古してもできないことが多いし、私は門人相手に色々考えてて「できない」ときもあって、笑われる。
ただし、受けてくれている二人とも「あ、肩があがりましたよ?」とか、いろいろ言ってくれるので、本当にありがたい。
スイッチが入れば、Hちゃんは無敵なので、ガンガン投げてもらう。
もう右足をかばいながら立ち上がることもない。(ときどき大丈夫かな? と不安になるが)。
昼までの稽古で、足は痛くならなかった(テーピングはまだ手放せない)。
意識で身体を完全にコントロールするのは本当に難しい。
やっているつもりでできてない。
動かしてないつもりなのだが…ということの繰り返しだ。
精密機械のようなイメージだろうか。
身体に任せて動く(流れを重視した合気道)などとは、雲泥の差であり、小難しくて投げ出したくなる。
特に、今のように思うように稽古が出来てないのは苦しい。
少しでも進歩しているのだろうか。
不安で不安で泣きたくなる。
思わぬところで、できたりするのが、自分でも「?」な稽古である。
ただ、門人に教えてもらうことも多く、本当に感謝しかない。
No.498
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師匠のこと
大東流
2022/07/07(木)
08:36
いや、ビビった。
全然知らない電話番号からの電話。
留守電にメッセージが残っている。深い年配の女性の声がした。
○○(師匠の名)の家内です。
お世話になっております。突然のお電話すみません。
お手数をおかけしますが、折り返しお電話をいただけないでしょうか。
その瞬間に、師匠に何かあったのだろうと理解して道場で電話を聴いてた私は絶句して崩れ落ちた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
電話を折り返そうとする間も、こんなことになるなら、もっと習っておくべきだったとか、7月は月末だったわとか、一般稽古を門人にやらせてあげたかったとか、いろいろな思いが去来して手が震えた。
何よりも、あの方には師匠と稽古してほしかった。一度も手をとらないままというのは、なんと勿体ないことだろう。師匠の一番弟子の人と師匠は全然違う。水と油くらい違う。師匠の技を受けることで、もっと進める。
数度目かのコールで、奥様が出た。
上ずった私の声に、落ち着いて「お世話になっております。電話代のことがありますので、こちらからかけなおしましょうか?」などと、ずいぶんと気遣ってくれる。(ただ、その気遣いは、固定電話のときのもので懐かしく思う)。ああ、この人はずいぶん社会で働いてきた人なのだろう。もの言いが「奥様」ではない。
その心使いを制止して、私は耳を澄ませた。
実は、稽古場が使えなくなりました。
稽古場? 先生のご自宅のはずですが?
そうなんです。あの場所から立ち退くように言われてしまっておりまして、7月からは新しいところでの稽古となります。
あ、ちょっと代ります。
(隣で師匠の声がしていた)。
あ、先生、お元気でしたかと私が聞くまでもなく、師匠はいつもの声だった。
「いやあー、参ったよー。いきなりねー出ていけといわれてもねー。先生は元気?」
師匠は私のことを「先生」と呼ぶ。やめてくれとお願いしたが、一向に曲げないので放置している。
もちろんです。と答えて「電話があって、先生にもしものことがあったのかと、寿命が縮みました」というと、大笑いしておられた。
新しい場所は、駅の反対側だった。
当然固定電話も使えないのだろう。奥さんの携帯からの連絡となっていた。
私はガクガクしている足をさすりながら、(本当に訃報だと思ったので、足が震えていた)、先生との再会を約束して電話を置いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回のことでよくわかったが、師匠はいつ死んでもおかしくない。
今回の電話が訃報であっても、変じゃないのだ。
たまたまそれが違った。
たまたま生き延びてくれていた。
あと何回稽古できるだろうか。
しかし、師匠から何をどのように盗めばいいのか。
別次元の人がいるという認識で終わっている現状を恥ずかしく思う。
あの方なら、何か特別なものをつかむかもしれない。
「気」が分かったとおっしゃるあの方なら。
連絡するすべはない。
それでも、届けと思いながら書いている。
No.497
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大東流
大東流
2022/06/21(火)
09:56
かつかつの死に体で、稽古に臨む。
お二人には大変申し訳ない。
話を少しさせてもらったが二人からは力をもらったよ。
けど返ってそれが心に重い。
申し訳ないという気持ちになる。
なんとか復活せねばと思う一方で、今回ばかりはもう終われば良いのにと正直思う。
終わらせようということ(自殺したい)ではないのだが、このまま衰弱して死ねばいいと思う。
こういう心に病が付けいるのだろうなと思ったりする。
このまま重病で死ねばいいのにと、思う。
もちろん、きっとそれは本心からではなくて「生きたい」のだ。
つい最近までギリギリのところでバランスを保っていた心が、簡単にくずれてしまった。
ギリギリのところでも、そこのほうが良かった。
今は正直、大東流ができる状態ではない。
身体を感じると吐きそうになる。目がまわる。
ストレスからだとわかっているが、辛うじて鎮暈薬や抗ヒスタミン薬に頼って生きている。
身体を滞りなく使う。
身体を感じる。
心がとも伴わないとできない。
大東流は、本当に心身の武術だ。
このままでは駄目だと思う。
No.488
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めまい再発
大東流
2022/06/10(金)
18:27
週1の稽古。
本当に貴重だが、なんと坐技での合氣上げの受け身で目が回った。
これは、立ち技できん。
それをそっと押し隠して、何食わぬ顔で受けをとり続ける。
吐きそうだったが、「ちょっと疲れたわ」と笑って誤魔化した。
這々の体でいったん家に戻り、「酔い止め」を漁る。
アネロンがあったので、慌てて飲み込み横になる。
なんとか、なんとか20分ほどで効いてくれて、そのまま授業へ。
しんどかったわー。
その後も帰宅してご飯作って片付けて、すぐ横になっていた。
朝もしんどいまま。めまいはとまったが。
彼女たちには申し訳ないが、めまいと戦うのが精一杯で何を稽古したのか、覚えていない。
今日もあまり調子は良くはない。
良くはないので稽古もあまりしていない。
アーーーーーーーーーーー・・・・続く。
No.479
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