400㎞弱ドライブ

2022/03/22(火) 23:59
目的は、ある先生に弓のご指導を頂くということであった。
もう引退されて久しい(事故で腕が上がらなくなった)先生ではあるが、久方ぶり(25年ぶり!)にということで、なぎなたの先生を連れての珍道中。

下道をズーッといく。
高速関係ない田舎なのでwww

先生は86歳。M先生としよう。
長いこと病院で働き、県立大学でも教鞭をとった医療者である。
幼いころより剣道をされていたが、故障してできなくなった。
しばらくして大人になって、勤務中2通りかかった弓道場をのぞき込んでいたら、「あんたもやらんかね?」と誘われて弓の道に入った。
私はご高齢の先生がどんな人かドキドキしながらだったが、全然お元気で、若々しく、ピンピンしゃんしゃんしていてビックリだった。

そして、なぎなたの先生とともに弓を引いていたが、色々あって、実家の近くに戻ってきたんだという。

なんと家には道場があった。
弓を引けなくなったと言いつつ、巻藁があって、本当は的を立てれば丁度28メートルにしているということだったが、最近は引いてないということで安土はなかった。
到着と同時に巻藁を引きなさいといわれて、面食らった。

え?
私?

なぎなたの先生は涼しい顔で、「私最近弓をひいてないんで」と私にどうぞというわけである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

M先生は難しい顔で、いくつかの注意を下さった。
そして、「うん、五段? 五段くらい?」と聞いて下さった。
あ、一昨日五段落ちました。というと、笑っておられた。

注意点は以下の通り。

・打ち起こしで、肩根の力を「息を吐いて」緩めてから打ち起こす。
・胴作りの重心の位置は、つま先と踵を左右で結んだ線の交点
・大三に行くときの勝手の張りを大事に
・勝手の手首最後まで力ませない
・暴発するのは、親指の弦枕で弦を引っかけてる感じをキチンと感じてない。感じたら魚が釣れた時みたいに慎重に弦をひっかけたまま引く。
・弦に引かれて、「うわ、弽が抜けそう」が正解
・打ち起こし、大三、ずっと面で意識して。的に向いている。ずっと
・手の力で離れを出さない。切るのは胸から切る。
・ずっとずっと伸び続けてその結果の離れであること。
・いったん止まった離れは、わかる。力を用いるので矢色がでる。
・襷捌きは、肘を張るとはいうが、手先でやると変な張りが出る。自然に。お茶の所作を考えるとわかりやすい。
・所作が流れない。今頃は知らないけど、一回襷は捻れているのが本当。

他にもたくさん!
巻藁で2、30引きました。
つ、疲れた-。

でも、先生が褒めてくれた射が二回ほど。(後は駄目ですがw)。
良かった。今のだ! と言われて、気をつけようと思いました。
なんと途中で、生まれて初めて暴発を経験し、右頬を払いました。痛かった(ToT)。

本当に勉強になりました。

No.372 PERMALINK

胴振り

なぎなた 2022/03/22(火) 07:12
月曜日のなぎなたは、Mちゃんが体調が悪くて休んでてとても寂しかった-。
Mちゃんいないの寂しいねーと皆で嘆いた。
まだ1年ちょっとなのに、彼の存在感は凄い。
1番真面目で1番仕事が早い。

・・・・
ともかく、先生に1時間みっちりと仕掛け応じ見てもらう。
相手はFちゃん。

めっちゃ注意されたのは、

3本めの応じで、巻き落とし。(ちょっと引っかけて落とす。左手で操作しても良い)。
そのとき、ちゃんと下がらないと間が詰まる。
間をきちんととってから、振り上げと同時に右足が出る.それが遅い!

そこを注意された。

あと、胴振り(3本目と5本目の仕掛け)。
脇構えで、すとんと落とす。
左手の小指を軸に動く。左手が軸手。
最後左手だけでもてるようでないと前手で振ってる。
手首の角度と肘の位置(左)。
前手で振らない。お腹につけて!


あー、数年前から同じ注意を受けていて情けないです。

がんばらねば。

今日から、なぎなたの先生と、二人で珍道中。
なぎなたの先生の弓の先生(あーややこしい)のお宅に遊びに行きます。
なんと片道400㎞。途中一泊します。(運転はたぶん全行程私だ)。
No.371 PERMALINK