タイトルが刺激的であるが、猫のことである。
2021年12月19日(日)に、三毛猫が突然死してから、もう二度と猫は飼わないと思っていた。
15歳ほど生きて一緒にいた三毛猫は家族に愛されていたので、死んだ後、本当にポッカリと穴が開いたようだった。
私自身は、三毛の前に飼っていた小汚い白黒猫のことを愛していたのと、彼女の死を看取るプロセスがあまりに鮮明すぎて、三毛の突然死を受け止められないまま年月が過ぎた。
(前にも書いたが、三毛は私の目の前で突然心肺停止となった。蘇生を試みたが駄目だった。白黒猫は長いこと様々な病気をして、最後はリンパ腫の転移で呼吸困難で死んだ。最後の最後まで私を待ち、私の手の中で息を引き取った)。
猫は飼わない。
もちろん、犬も。
そう思って数年過ぎた。
私と同居人は相変わらずの関係であり、もう負担に耐えられないと思うようになり、私は家を出ることを画策していた。
大学にほど近いところにアパートを見つけ、もう引っ越すばかりの状態だったのだが。
もともと怠惰な性格も災いして、なかなか行動に移せなかった。
ある日、Twitterを覗いていると子猫の可愛い写真が流れてきた。
うんうん。子猫はいいねー幸せに暮らせよ…と見ると、保健所保護分であった。
当県は、殺処分ゼロではない。(例外の県西の自治体もあるが)。
フーンと横目で見たが、黒猫ばかりの中にすごく丸くて可愛い子がいた。
娘に見せると「その子が欲しい」という。
引っ越したら、猫は飼えない。
ウーンと熟慮して、引っ越さないで猫を飼おう、その娘が気に入った子を連れて帰ろうと思った。
なんと、私がいつも弓道の稽古に行く市の保健所であった。
一番上が娘が気に入った子。元の写真はもっと小さい。