中央審査覚書(地元)

2025/06/30(月) 21:37
そういえば、中央審査(錬士)についてあまり書き残していない。
余りにあっけなく撃沈したからだ。
初回が隣のH県H市。友人に運転を頼んで連れて行ってもらったが、朝一で速攻二本外し、昼ごはんは地元に帰ってからインドカレーを二人で食べた。ほろ苦い思い出。
次が隣の(日本海側)M市ちょっと遠いが、頑張っていった。はい。一本だけ入りダメ。
その次が11月の南九州。M市。体育館だったのは計算外。(体育館での的は高い位置にあるように見える)。これも×〇。
最新は今年の3月都城弓祭りの後。体育館だったよ…これも。一本目気合で入れ、二本目外すという。というか、同じ立に立射が二名で困った…。

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昨日、(本当は土日)、地元で中央審査。
土曜日180人、日曜日126人。もちろん、数名休みがあり少し減ったんだが。

私は五段を取ってからまだ日が浅いので、第一グループ。
8時受付の9時開始。10時過ぎには1次審査通過かどうかが張り出される。で、いつもここで終わり(二本入れないとだめだ)。
土曜日は地元勢も相当受けたが、全員一次敗退だったらしい。

私は1グループの最後のほうで、休みが二人だったので、4人立の大前となった。
大前は責任重大。全員まとめていくのである。
大前 私
二番 男性(大阪から! すごくにこやかな良い人でした)
落前 女性(福岡から! おしとやかな人)
落  女性(佐賀・鳥栖から! とてもチャーミングな感じな人で楽しい)

一応、地元道場であり、勝手はわかっている。
五歩三歩。

まあ、なんとかなる。次は11月の宿も取ってある!

落の女性が「地元の人が大前で、本当にうれしい! 助かる! 頑張る!!」とニコニコしてくれて、こちらもうれしい。
中には、大前が仕切るのを嫌がる人もいるのでね。

で、普通に入場して、始まったのだが。
前の立の落の弦音で腰を切る…・はずが、やっちまった。大失敗。
真面目に視線を動かさず音を聞いてたのだが、4番(落前)で腰を切った。二番の男性が微動だにしないのでいぶかしく思いちらっと見たら、まだ4番だったので、そーーーーっと腰を落としたwww

ああ、体配を間違うなんて、もうアウトだわ。
二段を受けた時に、体配を間違って、落とされたんだよね。いろいろ頭をよぎる。

もうだめだな。ただ、あきらめず、一生懸命引こう。

長い会。大前は本当に緊張する。目の前で先生方が見ている。
離れた。矢は下へ。外したなと思ったら、6時に入った。が、向こう弦。弓返りが中途半端…。

あ、ダメだ。これではあたってもね。

二本目はもう、思いきり行った。的の上に入った。

一次審査は本座に帰らないので、大前はすぐに終わる。退場しながら、「あかんかった。情けない」と心で泣いた。

2本入るなんてめったにないのに。体配と向こう弦でアウトであろう…。( ノД`)シクシク…

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矢どころがわかるだろうか。上と下。良くない。

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昼はどこでランチにしようか。
Y妻とカレーに行きたいなと、カレー屋のことを考えていた。Y妻は観覧席にいた。
気温34度くらい。着物(黒の5つ紋、絽ではあるけど暑い。汗びっしょり)で行くのは辛いな。
そんなことを考えていたら、発表の時間になった。10時10分くらいか。

ん? 私の番号がある!
1グループ25人で、4名合格。
なんと、私の立は私と落の女性が合格である。

(ちなみに2グループ2名、3グループ3名、4グループ1名)

うわ、カレーどころの騒ぎじゃないよ。面接全然対策してないよ(;'∀')
そしてこういう日に限って、本もプリントも何も(!)持ってきてない。(だって、カレー屋に行く予定だったもん)。
そこは地元の地の利を生かして、進行の先生方に、一旦自宅に戻って13時に戻ってきますと告げて弓道場を出た。
とにかく、家に帰って、面接関連のプリントとか、教本とかを出すけど、暑くて読む気にならん。
食欲も失せた。けど、暑い。
(多分、この時点で少し熱中症っぽかった)。

そして、13時過ぎに道場に戻る。
二日目の日曜日は126名中10名が一次を通過していた。

ということは、二次の持ち的射礼は5人立ちとなる。ひゃー。

14時すぎには1次がすべて終わり10名が呼ばれて、面接が始まった。
三か所でやるので、早い。
私の面接をして下さった先生方(男性と女性。名前はわからん)は終始ニコニコしていて、とてもよかった。

質問されたこと。
どこで稽古していますか。
そこで、持ち的や射礼やりますか? 道場の雰囲気はどんなですか?
錬士を取りたい理由はなんですか。
新人指導で何を気を付けていますか。

などなど。

私がつい「仕事場が道場に近いので、合間に寄ってます」と言ってしまったので、「え? お仕事は?」と聞かれた。
「教員です」というと、なぜか凄くうれしそう…いや、勘違いしないでくださいよー。私常勤じゃないのでとは思ったが言わなかった。
男性の先生は私の不備をやんわりと訂正してくれた! 新人指導で私が「安全、基本、弓道を楽しいと思えること」と答えたのに対し「あと、コンプライアンスね!」と言ってくれたのである。恐縮しきり。

あと、イスに腰掛ける前とあとに、背もたれに手を添えるように注意してもらった。

アハハ(^^)私は、そういえば、就職などで面接対策したことないし、面接を受けたこともない。ダメ社会人だったので、そういうマナーがわからんのだ。

「す、すみません! 気を付けます」と言う私に男性の先生は「後輩たちに今日のことをしっかり伝えてよ」と言われた。

出ていく出口も、一瞬見失って、道場内をぐるぐるしてしまったw
緊張してたんだよ!

そこから、位取りは15分ほど。

はじめてお会いした方々と定めを取って射礼をするわけだ。何歩あるくか、歩幅はなどを決めねばいけない。
本来なら大前さんがやるべきことだが、地元が私だけだったので、アドバイスをする。

大前 女性(高知、ちょっと怖そう若い人)
二番 男性(福岡 若い、のっぽさん)
三番 私
落前 女性(佐賀の、一次をご一緒した素敵な方)
落  女性(福岡 さばさばした同年代の女性)

結果 〇×
   〇〇
   〇×
   ××
   ×〇

二次は一本入れればいいから! とは言われているが、そのせいで、最後の矢は失速して下に抜いてしまった。
甲矢の矢どころは悪くない。中黒。
体配も大きなミスはなく、どうかな、どうかなと言う感じ。
佐賀の方は一本も入れられなかったので、残念だが…。

後半二立目の人々は、歴の長い人達だが、全然息が合わず、大変だったらしい。
〇〇の地元のS岡さんが、〇〇にもかかわらず、半泣きで「体配が最低だった」と。
後ろの立射の爺さんが全然合わせなかったらしい。
立を見ていた人たちも、二立目と比べたら、最初の立はもうすごくよくできてたという。

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さて、合格発表は水曜日くらいか。

どうなることやら。
脱水と熱中症で、帰宅後伸びて倒れていた。帰宅は17時。
こんなに長い時間頑張ったのに、落ちたら辛いな。
まあ、なるようになる。

ちなみに、ビデオをY妻が撮ってくれていたんだが、自分が思うよりへたくそだったので、不合格かもしれんと思う。
どっちにしろ、早く知らせてほしいものだ。
No.626 PERMALINK

俵万智さんの歌

その他 2025/06/26(木) 08:49
最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て



うん。
実はね、子育てだけじゃないね。
何もかも、最後とは知らぬまま最後が来るね。
もしかしたら、今日が最後かも知れない日々。
最後まで生きるだけだね。
No.625 PERMALINK

すごい本を読んだ

その他 2025/06/19(木) 09:36
「透析を止めた日」

NHKのディレクターをやってた夫の闘病記(妻による)。
一言で括るとそうだが、いやいやいや。
透析が、腎不全の人にとっての命綱であり、その普及が多くの命を救ったことは間違いない。

しかし、高齢化していくにつれ、透析自体の負担が重くのしかかる。
もっとも、著者の夫は60歳で永眠なので、若い。若すぎる。

ポイントだけ書く。(覚書である)

・高額医療を躊躇しなくて済むエリートだなあ(一千万円の肝腎同時移植を提示されてもひるまない、死の数年前に新居をしつらえるなどなど)
・武道を学生時代頑張ったことが、その後の人生を支えるケース。この方は剣道部。素晴らしいと思う反面、自分自身は部活動の経験がないので、なんとなくその成功例の裏にいろいろあるだろうなとうさん臭く感じてしまう。ああ、私の心が汚れている。
・腎不全からの透析の人の多さ。34万人。そして平均年齢70歳くらい。ということは、人生の終末についても議論が必要だが、緩和ケアの対象にはならない。
・透析を止めれば、壮絶な看取りとなる。

・この本で一番衝撃だったのは「腹膜透析」についての話だ。腹膜透析という手技があることは知っていたし、学生に説明もする。しかし、血管透析へいく一過性のものだと思っていたわけだが、全然違う。その実態を見ておおおおおおおおとなった。
・また、腎透析が一般に普及したことは本当にすごい喜ばしいことだが、その裏で、「透析に手をだせばビルが建つ」というようなビジネスモデルとして普及していくわけで、一年で数百万かかる医療(そのほとんどは医療保険で賄われる)の闇の部分をちゃんと書いてくれている。
・前述の「腹膜透析」はインフラがほとんどいらない! 誰も金儲けしない! すごい。

読んでよかった素晴らしい本。
他にもたくさん書きたいが時間がないし、次に読み始めた本があまりに薄っぺらく、怒り心頭なので、また書くかもw
No.624 PERMALINK

右肩嵌った。

その他 2025/06/04(水) 15:22
右肩で一番やっかいなのは、可動域が全然でないところがあるということ。
挙上はできる。外転内転、外旋内旋いける。
できないのは軽自動車で、シードベルトを右手で引き出す動作。
今まで普通にできたことが、できない。柔道整復師の先生にも相談したが、「左手で取れば?」と言われ、整形のドクターには「ストレッチしなさい」と言われた。

特に整形のドクター曰く、「盆栽みたいなものだよ」。
つまり、毎日少しずつその形をとっていけばいつかは曲がる。
本当か? 健全な状態ならある意味、自分たちがやってたストレッチと変わらない。
しかし、今、私の肩はバリバリの炎症である。炎症中にストレッチして、可動域が広がるかと言うと…。
逆に炎症を助長するんじゃないかと思って不安であった。

でも、私は真面目な患者なので、毎日毎日時間があればストレッチしていた。
しかし、シートベルトを引き出す動作はできない。ストレッチすればじわーと伸びるかというと、その角度で何かぶつかっている感じ。
だから、痛いだけで一向に改善しない。

そろそろストレッチをやめるか…と思い始めていた(指示されて3カ月は毎日やったが改善なし)。

別のアプローチがいるかなと、以前の(健康な時の)肩の動きに対する指摘を思い出しながら考えた。

私は基本巻き肩と言われる。
30年以上やりこんできた空手のせいで、肩を内に巻いて構えるのが常になっていた。
もっともそれは、「フルコン」とうい世界の話で、打撃を食らっても頭が振られないようにするための工夫だった。実際に打ち合うボクシングスタイルにもよく似ている。
現在、伝統派をやって、全然違うことを実感しているが、それでも、昔取った杵柄で、ついボクシングスタイルの構えになる。
肩が痛くなる前からその巻き肩を治そうと、いろいろなストレッチや筋トレをしてきたが、どれもイマイチ。
弓道では身体のことを何も知らない高段者から、「右肩を内に入れろ」というバカな指示をされて、一時期真に受けてやってた。(それは巻き肩を助長する)。

気が付いたころには、右肩は痛くて夜も眠れなくなった。
整形でのステロイド注射(関節内)、痛み止め(Nsaids)、カルシウム調節薬(H2ブロッカー、胃薬)で夜も寝られない痛みはなくなったが、運動時のパフォーマンスの低下はいかんともしがたいものがあった。

整形は痛みが取れれば問題ないでしょ、痛いなら薬飲んでねというスタンスなので、これ以上付き合うと単なる薬漬けにされてしまうなという感じがする。
確かに健康保険で薬を出してもらうと安いが、2月を最後に行っていない。
ただ、痛み止め、胃薬(H2ブロッカー)は自費で購入して調節しながら飲んでいる。

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で、巻き肩だ。

何か巻き肩がひどくなる生活動作があるんじゃないかといろいろ精査していた。
整形に指示されている、肩関節のローテーターカフの強化のためのリハビリでは、寝っ転がって横を向く。
これも、去年の受診から毎朝、毎晩欠かさずやっている。
このとき、下になっている肩の状態を観察すると、右のほうが左を下にしたときより潰れている感じがした。
もしかして、横向き寝がいけないのか???

ネットで調べると、やはり「横向き寝は肩を痛める」とあった。
いや、私は知っていたが、野口整体的には、真っすぐ上向いたまま寝るほうがよほど危ないので、寝返りすることを是とすれば、右向こうと左向こうとかまわないではないかと思っていた。
しかし、思い当たることが、一つだけ。
私の隣には狭い家故、同居人が寝ているのだが、そちらを向きたくない。
なので、私は必ず右に向いて寝ていたのである。
途中寝返りを打つので、朝はいろいろな方向を向いているが、寝入りは必ず右に横向きになって寝る。
他の部屋で寝ればいいが、他の部屋がない。
一時期、簡易ベットを外に出して寝ようかとも考えたが、冬は寒くて夏は虫にやられるのであきらめた。
本当にむかつくときは、車で寝たが、軽自動車は毎日寝るところではない。

相対的に右向き(右肩が下になる)が多い。

えー、これだけ巻き肩を治すストレッチしててもダメなのは、そのせいかなあ…
肩の位置を確認しながら、仰向けに寝たままシートベルトを取る動作をする。

痛い。

肘を90度に曲げて、手首が完全に15センチくらい布団から浮くのである。
肩は何かぶつかっている…。ストレッチで治る類のものではないのでは???

右肩が下になってどのような負荷がかかるか。
そういうのを見ながら、何度か横向き~仰向けを繰り返す。

完全脱力して(脱力しないと、関節のぶつかりはわからない)、左手で右手を保持しながら、動作を繰り返す。
なんどかやっていたら、肩関節の中で、2~3mm上腕骨頭が動いた。ぐにって感じ。痛くはない。
え?

そのあとは、シートベルトを取る動作も普通にできるようになった。
可動域の制限もない。
痛みは、なんとなく、肩全体にあるが、今までシートベルトをつかもうとするだけで、激痛だったのがウソのように治った。
手首は左と同じで、布団にぺったりとくっつけることができる。

で、ぬか喜びではいかんので、三日ほど待って再発するか見ているところであるが、今のところ、右肩の痛みは軽い筋肉痛のようなものがあるだけ。
今までの肩関節の中で、軟骨と骨がゴリゴリ当たるような感覚も、引っかかる感覚もない。
炎症は急には引かないだろうから、無理しないが、久しぶりに右肩を庇わず生活できている。

去年の夏から悩んできた肩関節痛が、治癒の方向に動き出したのではないか。
まだ、喜んでいる場合ではないが、痛みがないというのは素晴らしい。
長く癖になっているようで、右を使おうとする前に、必ず身構える。ほんのちょっと。そして痛みがないことに驚く。

で、今日は嬉々として居合に行く予定だったが、風邪をひいてしまい、自宅療養中。
なかなかうまくいきませんな。




No.623 PERMALINK

大脱走

くろねこ 2025/06/03(火) 18:25
あーびっくりした。
写真撮る暇なかったけどw

車に書類を取りに行ったのね。
で、ない、ないない、ないなーって車のドアをあっちもこっちも開けて探していたのね。

目の前に、うちの子とよく似た黒猫が。
いや、うちの子やん!

慌てて駆け寄り(逃げない)、チョビさんを抱えて家に戻ると、なんとドアが開きっぱなしだった!!
私閉めたつもりだった。
げーっとあたりを見回すと、一番気の弱いグーさんが、慌てて「とめんちゃい。帰ります」と玄関に戻ってきた。
怒ってないのに! ホントごめんと言う感じでドアに入ろうとする。
ええよ。お入り。
チョビとグーを玄関に放り込んで、後は例の奴だ。
一番好奇心の強いカールくん。

あいつはどこでも行くからな。
と思ったが、なんと玄関の前の草むらでゆっくりくつろいでいた。
相当草の中を転げまわったか、草だらけ。
長毛種なんですよね。すごいことになってますが…。
カールくんも、逃げるなんてことは考えてない。

「なにー?」と見上げてまたごろごろしている。

んん--。
お楽しみのところ申し訳ありませんが、「ハウス」と声をかけるも、ダメ。そっと抱き取り草を払って家に入れた。

あー寿命縮んだ。

しかし、どうも今までの猫と様子が違うので、拍子抜けである。

可愛い奴らだ。
No.622 PERMALINK