そういえば、中央審査(錬士)についてあまり書き残していない。
余りにあっけなく撃沈したからだ。
初回が隣のH県H市。友人に運転を頼んで連れて行ってもらったが、朝一で速攻二本外し、昼ごはんは地元に帰ってからインドカレーを二人で食べた。ほろ苦い思い出。
次が隣の(日本海側)M市ちょっと遠いが、頑張っていった。はい。一本だけ入りダメ。
その次が11月の南九州。M市。体育館だったのは計算外。(体育館での的は高い位置にあるように見える)。これも×〇。
最新は今年の3月都城弓祭りの後。体育館だったよ…これも。一本目気合で入れ、二本目外すという。というか、同じ立に立射が二名で困った…。
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昨日、(本当は土日)、地元で中央審査。
土曜日180人、日曜日126人。もちろん、数名休みがあり少し減ったんだが。
私は五段を取ってからまだ日が浅いので、第一グループ。
8時受付の9時開始。10時過ぎには1次審査通過かどうかが張り出される。で、いつもここで終わり(二本入れないとだめだ)。
土曜日は地元勢も相当受けたが、全員一次敗退だったらしい。
私は1グループの最後のほうで、休みが二人だったので、4人立の大前となった。
大前は責任重大。全員まとめていくのである。
大前 私
二番 男性(大阪から! すごくにこやかな良い人でした)
落前 女性(福岡から! おしとやかな人)
落 女性(佐賀・鳥栖から! とてもチャーミングな感じな人で楽しい)
一応、地元道場であり、勝手はわかっている。
五歩三歩。
まあ、なんとかなる。次は11月の宿も取ってある!
落の女性が「地元の人が大前で、本当にうれしい! 助かる! 頑張る!!」とニコニコしてくれて、こちらもうれしい。
中には、大前が仕切るのを嫌がる人もいるのでね。
で、普通に入場して、始まったのだが。
前の立の落の弦音で腰を切る…・はずが、やっちまった。大失敗。
真面目に視線を動かさず音を聞いてたのだが、4番(落前)で腰を切った。二番の男性が微動だにしないのでいぶかしく思いちらっと見たら、まだ4番だったので、そーーーーっと腰を落としたwww
ああ、体配を間違うなんて、もうアウトだわ。
二段を受けた時に、体配を間違って、落とされたんだよね。いろいろ頭をよぎる。
もうだめだな。ただ、あきらめず、一生懸命引こう。
長い会。大前は本当に緊張する。目の前で先生方が見ている。
離れた。矢は下へ。外したなと思ったら、6時に入った。が、向こう弦。弓返りが中途半端…。
あ、ダメだ。これではあたってもね。
二本目はもう、思いきり行った。的の上に入った。
一次審査は本座に帰らないので、大前はすぐに終わる。退場しながら、「あかんかった。情けない」と心で泣いた。
2本入るなんてめったにないのに。体配と向こう弦でアウトであろう…。( ノД`)シクシク…

矢どころがわかるだろうか。上と下。良くない。
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昼はどこでランチにしようか。
Y妻とカレーに行きたいなと、カレー屋のことを考えていた。Y妻は観覧席にいた。
気温34度くらい。着物(黒の5つ紋、絽ではあるけど暑い。汗びっしょり)で行くのは辛いな。
そんなことを考えていたら、発表の時間になった。10時10分くらいか。
ん? 私の番号がある!
1グループ25人で、4名合格。
なんと、私の立は私と落の女性が合格である。
(ちなみに2グループ2名、3グループ3名、4グループ1名)
うわ、カレーどころの騒ぎじゃないよ。面接全然対策してないよ(;'∀')
そしてこういう日に限って、本もプリントも何も(!)持ってきてない。(だって、カレー屋に行く予定だったもん)。
そこは地元の地の利を生かして、進行の先生方に、一旦自宅に戻って13時に戻ってきますと告げて弓道場を出た。
とにかく、家に帰って、面接関連のプリントとか、教本とかを出すけど、暑くて読む気にならん。
食欲も失せた。けど、暑い。
(多分、この時点で少し熱中症っぽかった)。
そして、13時過ぎに道場に戻る。
二日目の日曜日は126名中10名が一次を通過していた。
ということは、二次の持ち的射礼は5人立ちとなる。ひゃー。
14時すぎには1次がすべて終わり10名が呼ばれて、面接が始まった。
三か所でやるので、早い。
私の面接をして下さった先生方(男性と女性。名前はわからん)は終始ニコニコしていて、とてもよかった。
質問されたこと。
どこで稽古していますか。
そこで、持ち的や射礼やりますか? 道場の雰囲気はどんなですか?
錬士を取りたい理由はなんですか。
新人指導で何を気を付けていますか。
などなど。
私がつい「仕事場が道場に近いので、合間に寄ってます」と言ってしまったので、「え? お仕事は?」と聞かれた。
「教員です」というと、なぜか凄くうれしそう…いや、勘違いしないでくださいよー。私常勤じゃないのでとは思ったが言わなかった。
男性の先生は私の不備をやんわりと訂正してくれた! 新人指導で私が「安全、基本、弓道を楽しいと思えること」と答えたのに対し「あと、コンプライアンスね!」と言ってくれたのである。恐縮しきり。
あと、イスに腰掛ける前とあとに、背もたれに手を添えるように注意してもらった。
アハハ(^^)私は、そういえば、就職などで面接対策したことないし、面接を受けたこともない。ダメ社会人だったので、そういうマナーがわからんのだ。
「す、すみません! 気を付けます」と言う私に男性の先生は「後輩たちに今日のことをしっかり伝えてよ」と言われた。
出ていく出口も、一瞬見失って、道場内をぐるぐるしてしまったw
緊張してたんだよ!
そこから、位取りは15分ほど。
はじめてお会いした方々と定めを取って射礼をするわけだ。何歩あるくか、歩幅はなどを決めねばいけない。
本来なら大前さんがやるべきことだが、地元が私だけだったので、アドバイスをする。
大前 女性(高知、ちょっと怖そう若い人)
二番 男性(福岡 若い、のっぽさん)
三番 私
落前 女性(佐賀の、一次をご一緒した素敵な方)
落 女性(福岡 さばさばした同年代の女性)
結果 〇×
〇〇
〇×
××
×〇
二次は一本入れればいいから! とは言われているが、そのせいで、最後の矢は失速して下に抜いてしまった。
甲矢の矢どころは悪くない。中黒。
体配も大きなミスはなく、どうかな、どうかなと言う感じ。
佐賀の方は一本も入れられなかったので、残念だが…。
後半二立目の人々は、歴の長い人達だが、全然息が合わず、大変だったらしい。
〇〇の地元のS岡さんが、〇〇にもかかわらず、半泣きで「体配が最低だった」と。
後ろの立射の爺さんが全然合わせなかったらしい。
立を見ていた人たちも、二立目と比べたら、最初の立はもうすごくよくできてたという。
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さて、合格発表は水曜日くらいか。
どうなることやら。
脱水と熱中症で、帰宅後伸びて倒れていた。帰宅は17時。
こんなに長い時間頑張ったのに、落ちたら辛いな。
まあ、なるようになる。
ちなみに、ビデオをY妻が撮ってくれていたんだが、自分が思うよりへたくそだったので、不合格かもしれんと思う。
どっちにしろ、早く知らせてほしいものだ。