師匠との稽古

2021/09/04(土) 21:44
弓である。
また例の一言多いオッサンは「あれ? こんにちは。他所の道場の人!」と私に挨拶する。
「どうも。〇〇道場から来ました」と頭を下げる。

ちょっとだけ、イラっとしながら用意していると、師匠がいた。

師匠は今日は道着と縞袴(高段者しか履かない)を着ていた。
よろしくお願いしますというと、「あなたねえ、なんで落ちたの?」と話を振ってくる。

いや、一本しか中りませんで。

一本でも合格する人はするんだよ?
師匠はちょっと遠い目をしてから「すぐまた審査なのに、俺がアドバイスしても混乱させるかもしれないけどさあ」と前置きして、つづけた。

まさかさ、指導者の名前が気にくわないとかで落とされてないよな?

は?
(弓道の審査願には、指導者の名前と段位を書く欄がある。私はもちろん師匠の名前を書き続けている。)

そんなわけないと思いますよ。というと師匠は「冗談、冗談」と大きく笑った。

そして、「10月はすぐだよ?」と私の顔を覗き込んだ。
は? 次は12月ですが…。
は? 師匠の目がまた点になった。
10月、受けないの? 受けなさいよ?

押し問答の結果、またしても師匠は私が「錬士(五段の次)」を受けると思い込んでいたことが判明w
そうだった。四段受けの時も、師匠は私が「五段受け」だと思い込んでいたんだっけ。
まあ、ありがたいことだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まっすぐ離れること。
無駄な力を使うから、変なところに飛ぶ。
握りこまない。(ここが、指の長い人との違い。師匠は指が長く、水かきが大きいので握らなくても弓が巻き付く。私は指が短く、水かきがほとんどないので、工夫しないと弓が手から飛んでいくんである)。

指導を受けて引いている私の遥か向こうから、師匠が手でサインを送ってくれる。
×と手でやってるんで、どうですか? と聞いたら、やはり、少し手が力んでまっすぐ離れていないという指摘だった。

次の射では、師匠は丸を作りかけて辞めた。△です! と手で伝えた。

やろうとしている、努力しているのが伝わる射でした。
このように気を付けて稽古をしていれば、必ずできるようになります。
今の射が出れば、五段は合格します。
次の錬士に向けて努力を続けなさい。

師匠の言葉が重たい。

やればできるのだから、やりなさい。

…あー、私が大東流でいつも門人に言っていることだ。
やれる力も、能力もある。なのに、なぜやらない?
正しくやるには、我を捨てて、素直に集中してやらねばならない。
それが、一番疲れることなのだ。
失敗したらどうしようとか、あいつはムカつくとかそういう風に思った瞬間に外れる。
弓道は、的中かハズレかですぐ自分の状態がフィードバックされるので怖い。

色々ムカつくこともあったが、もう忘れよう。
若い錬士の先生が初心者に、段位をすぐ上げてもろくなことはない。
却ってと遠回りになるからと、明らかに、私に聞こえるように言っていた。
思い過ごしと思いたいが、たぶん、彼女のことだ。
彼女は私が嫌いなのだ。(私も彼女が嫌いだ)。

まあ、誰が何と言っても良い。
自分なりに稽古を積むだけである。



No.45 PERMALINK

杖を取り入れた稽古

大東流 2021/09/04(土) 14:20
金曜日は個人稽古。
どうしてできないか。
これを一つ一つ潰していく。

一番わかりやすいのは、掴み方。
掴み方を「相手を見ずに」自分勝手に掴むと、もう駄目だ。
技以前である。

そういう稽古を、手と手でやると、「気が」とか「オーラが」とかで、受けの人間もなんか気分がよろしくない。
受けは受けに徹するべきなんだが、うっかりそこから何かを感じようとしたり、自分の感覚に囚われとしまう。
だから、杖という無機物を媒介として、その稽古をする。

案の定、最初は手こずる。
しかし、さすがのHちゃんは勘がいい。
すぐにできるようになって、いわゆる「つかみ手」の関連稽古はバリバリとはかどった。

彼女は突きの捌きのほうが、得意だ。

すこーしこっちが殺気を出すと、成功率は上がる。
ほう。

根っからの武闘派なのである。
私もそうなので、困ったことに彼女の殺気のこめられた全力の(全速の)攻撃についつい違う対応をしてしまうのであった。
わはは。

まだ、イザというときに出るのは、空手だよなあw

そう思いながら終わり。
また来週!


※朝、メインパソコンにお茶をこぼして乾かし中。
 サブを使えるようになるまで時間を要しました。
 さて、メインが明日以降復活かどうかわかりませんが。


No.44 PERMALINK