筋トレ

UNARRANGEMENT 2024/01/13(土) 21:29
筋トレ反対派だったんすよ。

筋トレのデメリット。
1.正しい筋トレは難しく、うっかりやっちゃうとへんなところに負担がかかり身体を壊す。
2.筋トレの動きが、武術で要求される動きと相反する場合、本命の武術の動きが損なわれる。
3.筋トレする時間があれば、武術の稽古の時間に充てたい。

以上。特に二番は、変な腹筋的動きをやらかすバレエダンサーをどこかで見てぎょっとしたことがあるので、とても気になる。
(大学院生のとき、バレエダンサー向けワークショップを手伝っていたので)。

なるべく筋トレではなく、日常で率先して重いものを持ったり、長い距離歩いたり、階段を上ったりして鍛えてきた。
しかし、車社会である。仕事中重いものを持つことはない。(本やチョーク、良くて人体模型くらいだ)。
しゃあないなーと思ってたら!

弓道の地域指導者講習会に参加した時のことだ。
五段以上という厳しい条件だったし、指導の先生は「範士」といって日本で50人くらいしかいない最高段位の人だった。
気さくで、おおらか、親分肌の人で、私たちは指導に食い入るようにしていたのである。

私の前に立っていた20代男性に先生が聞いた「何キロの弓?」
彼は答える「10キロです」。

先生も後ろの私も少々ずっこけた。10キロは高校生女子、それも初心者が使うような弱弓だ。
先生は「そんなんじゃだめだ。筋トレしなさい。筋トレ。うーん、腕立て伏せでもなんでもあるでしょ?」とその男性に詰め寄った。男性のほうは「私は筋力がつかない体質なのでー」とかなんとか弁解していたが、最後には「はい」と頷いた。

そっか、弓力上げるのに、筋トレしても良いんだ!
そりゃそうだ。腕立てなら腰をいわしたり、膝に負担がかかることはない。違和感あればやめればいい。時間もゆっくり深く30回で1~2分だろう?
というわけで、講習の日から毎朝ゆっくり腕立てをやっている。

弓力はまだどうということもないが、冬になって強くなった竹弓を引けるようになった。
今までは冬は無理だから寝かしておこうと思っていたのだ。
桑幡16㎏は引ける。15㎏の無銘が弱すぎて引けないw

相変わらず、竹弓を買い集めているが。
次は17㎏。筋トレはそのためのものだ。

あとはプランクだけは時々やる。
ちょっと上半身増量しているのは、正月太りだけじゃないですよー。
筋トレで少したくましくなっていますw
No.505 PERMALINK