で、今日の稽古

2022/05/20(金) 22:14
同じくカーボン示現をメインで。
とはいえ、仕事がオンラインになったので、少し時間の余裕があった。
しかし、高校が試験が終わったので、14時には人がドバーッと来てしまったので、撤収しました。
(一年生が今年は20人も入部したらしいので、もうジャージを来た子どもたちがグチャッといる感じ)。

M石さん(元校長先生)と2人で粛々と引きましたが、水曜日よりは良いです。

水曜日の稽古で、Y夫妻の妻君に「弓手と馬手のタイミングがずれると、下に抜いてる」という指摘をもらって、「なるほど!」ってなったんですよ。
どうしても緩まないようにーとか、しっかり弓手を押せとかそういう意識があって、同時に離れなかったらしい。
そしたら、矢の勢いが死んで下に行く。

とにかく今日は同時にまっすぐ緩まず。
そうすれば、カーボンはばっちり中る。
4本くらいなら、束中できる。
(それ以上は欲が出るので駄目な人なんだが)。

22℃あったが、竹弓はやっぱり右肩が上がってしまう。
強さに振り回されて引いている感じだが、キチンと離れたときは竹弓ならではの高い弦音に嬉しくなる。
全然弦音が違うよねえー。
カーンというかすごく澄んだ音がする。

そういうときはまっすぐ飛んで的紙を破る音もダブルでする。
カーンバーンみたいな。

弓道はもしかしたら、音楽かもしれないなあ。
耳が良い人は、矢の羽音も聞こえるのだろう。
〔私はわからない。ちなみに、フクロウの羽根で作った矢だと音はしないらしい。遠的だと、音は聞こえるよ。音が来てから、矢が来る感じ。音速は超えないからね)。

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で、竹刀油が竹弓や竹矢に良いと聞いて、それを買いに行ったのよ。
(桑幡に使うのではなく、修理中の小倉紫峯に)。

仕事場の近くの武道具屋が開いていたので、こんにちはーと入っていくと、お姉さんとオバサンがいて、私を見るなり「あららーあらー、素敵、素敵! 格好良いわねーすてきだわー」と口々に言うので「あ、これは弓道の着物なんですー」などと説明しつつ竹刀油について聞いてたが、オバサンは店の奥に声をかけて、こんどはオバアサンが出てきて女3人で「わああ。すてき!!」とうっとりしているではないか!
私は恥ずかしいやら、気まずいやら。
(だって、着てたのは600円のあまりキレイでない紬ですよ。自分で切って弓道用着物にした)。

さんざん皆に褒められて、竹刀油を受け取ると、オバサンが「これはオマケ」と飴玉を手渡してくれた。

「良いもの見せてくれてありがとねー」と。

あー。冷や汗かいたわ。
でもちょっとだけ嬉しかったな。
着物を着た姿を褒められるなんてね。

No.451 PERMALINK