寒中稽古?1

大東流 2022/02/18(金) 09:37
今季初めての、大雪。
休もうかな-。そう思って外とにらめっこしていたが、行けそうなので、頑張った。

道場の周りはそれほど雪がつもっていなくて(途中は何カ所かやばかったが)、3人があつまった。
私たちの前に、朝稽古しているオジイチャン先生たち(剣道連盟7段とかすごい人だった)はお休みでしたが。
(いや、それでいいよ!! 寒すぎる時に稽古する意味-!! と言いつつ自分は稽古するのだけどw)

寒すぎるので、防寒着(コートなど)を着たまま準備体操を少ししてもらった。

そこから、かかり稽古といきたかったが、私が受け身がどうかと思ったので、基礎訓練として立つ稽古。
押さない、すかさない、しっかり感じて、感じたところを動かす。
Sさんは相変わらず、頭がいっぱいいっぱいで、組んだ瞬間困ったなあと思う。
Hさんはずいぶん体幹がしっかりしているので、いつか倒されて当然と思うが、遠慮しているように見える。
彼女が本気で取り組んだら、私などすぐ追い越されるだろう。
不安もあり、楽しみでもあり。
私より上手になったら、先生を変わってもらえばよい。

それにしてもSさん。
困ったなあ。なんだろう。すべて頭で解明しようとする。
私もそのタイプなので、わかるけどな。
そして、頭を消した瞬間、彼女は無敵になる。
それまで、叱責して、褒めて、比喩を駆使し、手をマッサージし、肩を脱力してもらい・・・とあの手この手で頑張って三〇分ほどでなんとかできるようになる。

その後は他の技でも、どんどんできるのだが。

Hさんはその日の「?」ってなってるところを指摘すれば、最近はものの五分くらいで出来るようになる。
そこから、よい技に持って行くのにさらに五分。
同じ時間をやっていても、全然効率が違う。
だからといって、Sさんが駄目というわけでは全然ないのだが。
考えることは無駄ではない。
しかし、そこに執着すると駄目だ。

せっかく、分析力はあるのに。
(もしかしたら、弓道とかのほうが向いているかも知れない。弓道では「考えて引け!」と言われて早六年であるw)

まあ、2人ともこの寒さに耐えて来てくれることに感謝だ。
寒い時期の稽古はただ「する」ことに意味があるのだ。
もちろん、休んでも暖かくなってから再開すれば良いのだろうけど。
それでも結果は変わらないのだろうと思うけど。

でも、プロセスのほうが大事。
結果はついてくるかもしれないし、ついてこないかもしれない。
(だって、明日死んだとして今日の稽古が無駄と思うだろうか)。

私は無駄とは思わない。
今外は真っ白。

雪が深いなか、また、あの寒い道場へ向かう!
No.321 PERMALINK