場所が取れなかった。
無理をすれば取れたかも知れないが、無理しなかった。
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なので、午後遅くから弓へ。
案の定、皆昼頃には帰ってしまってた。
唯一残っていたのは、M元会長だが、彼も一手で終わるところだった。
まあいい。
せんせ、さよーならー! と一人になって見送ると、若手のHくんと、しばらくしてM原さん登場。
M原さんは、面白い人だ。地味で、地味で、シャイ。
ホントに、ほっておくと何もしゃべらない。挨拶もちょっと頭を下げるだけ。
いつもいつも作業着でうろうろしている。
けど話しかけるとたくさん話をしてくれるんだよね。
ムッとしているようだけど、実は朗らかな人で、意外に馬鹿話もする。
そして、実に竹弓の扱いが雑で驚くのだがw それでもその弓は壊れることがないので、その扱いは理にかなっているのだろう。
弓の個性もあるかもしれないが。彼の弓を見て、扱いを見て、桒畠の次は、一燈斉を買いたいなどと思っている。どちらも都城大弓である。
金曜日も少し竹弓の話をしてから弓を引いてると、私の後で「馬手があばれているよー」と言ってくれた。
「え? 馬手ですか!?」私は弓手ばかりを気にしていたのでびびる。
うん。すごい前にぶっちぎってるから、矢は後いくでしょ?
だって・・・。
あと数㎜は引かないと-。
M原さんの指摘はいつも的確。不思議なんだが。
肘が浮いてる。もっと後に引き込む。
顔が邪魔になりますーと私がぼやくと、顔引っ込めて! その分腹出して! と。
はー? 顔云々じゃない? 腹?
腹ですよ。腹。
ホント二人で漫才しているみたいだ。
あーでもない。こーでもないとやってるうちに、しっかり入って離れた感じがした。
これかー? これかな?
ほーら。離れもいいでしょ?
やってごらんなさいよ。
・・・はい。
でも、言われた通りの姿勢は、腰を痛めそうだ。
体幹のトレーニングをしながらじゃないと、とても量引けそうもない。
'今は足も痛いし)。
でも、すごい有意義な稽古だった。
M原さん、ありがとー!
Hくんも、「僕もめっちゃ勉強になりました!」とにっこにこでした。
あ、的中はさほどあがりませんでした。
84射、32中。
38%。
でも、竹弓16㎏も出してきてこの数字は嬉しい。
がんばるぞ。