最近はあまり悪夢を見なくなった。
昔は、何かに追われたり、落ちたり。最近でも「試験が始まるが何も勉強していない」とか「講義しなくちゃいけないが、全然準備していない」という夢はよく見てた。
悪夢というほどではないが、見た本人にとっては本当に苦しいものだが。
今朝の悪夢は、弓だ。
弓をいっぱいに引いて、変な音がした。
嫌な予感がして、引くのをやめた。
弓具店に持っていく。Twitter界隈で有名な弓屋さんがニコニコ応対してくれる。
あー、こりゃもう駄目ですね。
その弓屋さんが引っ張ったら、私の大事な弓がボロボロとこわれてしまった。
実はその弓は中古で購入したもの。昭和中期に作られたもので、最初に買った弓の作者の先代(父)が作ったもの。
だから、私は今親子二代の弓を使っている。
常々、「桑幡おじいちゃん」と呼んで大事にしている。
弓具店で新弓で買った桑幡正清も、とても良い弓であるが、今はこの古弓がとても合うのだ。
季節(温度、湿度)自分の体調で、合う弓は変わる。
今はこれ。
というか、大会で中りだして、おじいちゃんしか使っていないことに気づいたのだった。
(普通2張り程度を大会に持ち込む。その日のフィーリングで使う弓を決める)。
それが目の前で壊れる夢。
今日、慌てて仕事終わりに弓道場に行って、おじいちゃんを引っ張り出して張りこむ。
あああ、大丈夫だったあ。
脱力した。
相変わらず、ちゃんと狙って丁寧に引けば、中る。
結局、弓道は自分自身なのだ。
自分がどうするか。
そういうことだなあ。
最後、別の弓を使ってみた。
今度は的付けが違うので、そうそう中らないのは良いのだが、なんか「的中てゲーム」みたいな感覚になってしまって、おじいちゃんの偉大さを感じた。
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11月中旬から、弓具店がすべての値段を1.5倍に値上げするという噂が流れてきた。
げげー。
とにかく弦は買うけど。矢はいいや。(一セット余分にある)。
弓だよ。問題は。もういらないと思っていたが、10万の弓が、12月以降15万かあ…。
悩む。