♪幸せなら手を叩こう という歌がある。
私はこの歌苦手だった。
だって、手を叩く場面は人生にいろいろあるけど、幸せな時とは限らない。
なんかだらだら仕方なく拍手をしながら、「あー、幸せなら手を叩こうって歌があるけど、今はちょっと違うなあ」って思っていた。
幸せなら、なんで手を叩く?
手をたたけば幸せなのか。
つまんねえ歌。
今、私的には、これの替え歌がマイブームである。
「幸せならカール叩こう」
カールっていうのは、うちの三匹のうちの一匹である。
しっぽがくりんってカールしてるので、カール。
連れて帰ったその日に名前がついた男の子。
最初は一番体格が良かったが、もう一匹の男の子に抜かれた。
けど、腹がぽんぽこりんで、どっしりした立派な体格。というか短いしっぽも相まって、「タヌキ?」という風格である。
普通の猫は、撫でられるのが好きだ。
カールはお尻をポンポンされるのが好きだ。
「お尻ポンポンしてー」とお尻を振り振りして近づいてくる。
幸せならカール君叩こう(^^♪
幸せならカール君叩こう(^^♪
幸せならにゃんこを叩こうよ(^^♪
ほらみんなで、ポンポンしよう♪
そして、カール君もうっとり幸せになるのである。
カール君が幸せなら私もしあわせ。
「叩く」という言葉に少しの抵抗があったが、日本語には「tap」に相当する言葉がない。
「叩く」はbeatになってしまう…けど、私の言う叩くはtap。
ポンポン叩く。
ポンポンと叩きながら、心の底から幸せだと思う。
目が見えなくなっても幸せ。
弓が弾けなくなっても幸せ。
武道ができなくなっても幸せ。
会いたい人に会えなくても幸せ。
仕事が不安でも幸せ。
うん。大丈夫。