隣県の弓の師匠は、88歳。
今年の夏が相当堪えているようで、夏の稽古はなくなった。
なんどか救急車で運ばれて、入院していたらしい。
熱中症…ではなく、原因不明。
なんとか回復してほしい。(もっとも、彼女は骨髄腫も持ってるからなあ。薄氷を渡るがごとしの人生である)。
私もいつまでこんな無茶苦茶(に見えるらしい)生活ができるのだろう。
仕事は減らした。
納得のいくところで納得のいく仕事をする。
給料減っても構わん。節約すればいい。
夜の運転が怖くなって、夜の稽古を減らしている。
それでも、暇なときはどこかの道場にいる。
弓の師匠は、実はもう弓が引けない。
肩の靭帯が切れて、腕を持ち上げることすらかなわない。
それでも、見て私に指導してくださるが、それは彼女にとって苦痛なことではないだろうか。
自分ではできない苛立ちと、悔しさを常に思っているのでは? と。
それも直接本人に聞いた。
そうね。悔しいわね。でも、あなたが来てくれて、話を聞いてくれるのは、とても嬉しいことよ。
それを信じて、稽古を続ける。
涼しくなったら、また連絡をしよう。