夏休みで、弓道場を遠くから個人使用をされた人がいる。
私たち弓道会の人間は不在で、よくわからないまま管理スタッフが弓道場を開けて、使わせた。
何がおこったか。
毎回安土(矢がささる土)には水を撒くのだが、その水道を閉めておらず、水が夜じゅう駄々もれ。なんと道にまで水があふれて、朝の散歩のおじさんがびっくりして教えてくれたらしい。
当然、看的所(水が出るようにしてあるところ)は、水浸しで、おいてた段ボールとかもうぶちゃぶちゃ。
管理スタッフが水を掻き出し、風を通しという大変なことになった。
それだけじゃないのだ。
私たちはおニューの的は「大会、月例会」などの行事用の的として、キレイに貼って保存している。
行事用の的で運用して、汚くなったり、割れたりしたものを日常の稽古用にするわけである。
それが!! なんと!! 行事用の、6月に下ろして、まだ一度も使っていない的でお稽古されたのである。
それも!! その的をもとの場所に戻さず、適当に稽古的に入れて帰ってしまった。
私が見て、違和感…なんで、この的、ここにあるんや。なんで、穴が開いとるんや?
ということで、大騒ぎになったが、水漏れといい、新的使用といい、ショックである。
本来なら、水道代を請求してもいいぐらいだが、個人使用の場合、連絡先や身分証明書の提出はないので、どこのだれかもわからない。
で、Nさんに危なくないですか? という話をしたのだ。
だって、一張10万以上する竹弓を何十張も置いているのだ。
一張持ち出されても、ダメージは大きい。
器具庫にはカギをしてくれたらしいが、他にも持ち出せるものはあるから、個人名と連絡先を預かるべきではないかということを話していた。
善意で運用してた時代はもう古いのかもしれない。
Nさんは、去年から弓道をはじめて、時々稽古に来てくれるので、私たちは彼をとても頼りにしている。
より良い稽古環境を作るために、努力は惜しまない。
そのための今日一日の稽古(じゃなくて、道場整備)。
一人のときじゃないとできないからね。(他人に自分がやってますというのを見せるのは嫌だ)。