猫スキーな家族

くろねこ 2024/10/25(金) 22:51
私は犬も好きである。
たまたま今、飼える環境にないのであきらめているだけで、犬と暮らしたいと思っている。
たぶん、一生無理だろうとは思う。主な理由は、金銭的なものや時間的なもの。
どちらも、ぎりぎりで犬に割く時間が足りない。お金も。

…でも猫はいる。
猫はそこまでお金と時間がかからない。

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で、犬も好き。
だから、先日、犬のイラストの入ったカバンを購入した。ちょうど解剖のカバンが壊れてきたので。
(解剖生理学の本が重いんですわ)。
黒い布にグレーのかわいい柴犬。一目ぼれ。980円。
エイっと買ってしまった。

家族に見せたら、「えー、猫じゃないのー?」と。
それも、別々に見せて、全員の答えがそれ。
おいおい。
犬も良いでしょ? と言っても、「猫じゃないのか―。残念」だってさ。

そりゃ、猫はかわいいよ。
うちのくろねこは天下一品だよ。
三匹触っているだけで、幸せだなあと心から言えるよ。
生きててよかったよ。

でも、犬と暮らすのも楽しいんだけどなあ。

子どもたちが小さいときは犬もいたのに、彼らは忘れてしまったようだ。
小さい家に猫二匹と犬一匹と暮らしていた。
その犬が死んだときの悲しみは、たぶん親が死ぬより悲しい。
(私の親は健在なので、予想に過ぎないが)。
あの、しっぽを振って、大喜びしてくれる生き物は、本当に貴重だ。
いや、ねこさんたちも喜んでくれるがね。
うちのくろねこたちは、妖怪「スネこすり」と化すのであるが。
(帰宅後は足の周りをうろうろして、「なでてくれ」「挨拶してくれ」と忙しい)。

ただ、犬さんと比べたら、やはり静かな感情表現なんだな。

家に生き物がいるって、すっばらしい。
病んでる暇がない。
辛いことも、苦しいことも、ねこさん撫でたら一挙に解決。
大丈夫だあ。

特に、息子の「うつ病」のときには、猫がいてくれて助かったのだった。
今は軽快しているが、本当に生きててくれてありがとうと思う。

このねこたちも一匹欠け、二匹欠けしていくのだろう。
三匹看取ったら、わたしももう良いかなと思う今日この頃。
No.577 PERMALINK