師匠は元気そうでしたが、やはり、もう足が。
ほとんど歩けません。外出することはないようです。部屋の中でならなんとかなるようですが。
立ち技の稽古は、ずいぶん少なくなりました。(それでもやってはいますが、数分すると足が痛いようで「座りましょう」という)。
今日は不思議と技がかかる日だった。
最後に「肩合気までできた人はそんなにいないよ」「女性では確実にはじめてだね」と喜んでくれるのが、フラグのようで不安になる。
ただ、いつもなら、背中に甲羅をしょっているのかというくらい筋肉痛になるのだが、今日はそれがなかった。
もう、合気とか合するとかそういうの、全然考えなくて(w)ただ、ひたすらやった。
ほとんど自分の中では、理合は基本技と変わらないくらいだ。指先を使わないが。
それでうまくいくのなら、それでいいのだろう。
考えすぎだよ。肘でなんでもやろうとしているよといつも言われている。
今日は疲れて、疲れすぎて考えられなかった。(肉体的にも精神的にもつかれている)。
時間が過ぎるのがゆっくりだよなとか、気候が良いなとか、先生のシャツの水色は空の色だなとか。
そんなことばかり考えていた。
「護身術ですか」と気楽に行きつけのランチの店のマスターが言う。
ううん。護身術なら、私、多分空手で倒すのが早いと思うのでね。
マスターも、ボクシングをやってて、興行なんかも手を出していたクチだ。アンディ・フグとツーショット写真を見せてもらった。
私が長年空手をやっているのも話をしている。
大東流の師匠の家の最寄りの駅前に、昼も夜もやってる唐揚げ屋である。
なんでやってるんですかね?
なんでですかね?
マスターは不思議そうに笑った。
私も思えば不思議だ。だが、護身術はもういいかなと思う。
多分、普通には護身はできる。(というか、私を襲うやつはいない。襲うやつがいれば、よほどの阿呆だ)。
だいたい、普段からスカウター(戦闘能力を測る機械)をつけて歩いているような私は、常にすれ違う人たちとの距離や戦闘になったときのことをシミレーションしているのである。もちろんヤバそうなやつからは距離を取る。
とにかく、できたかできてないのかわからん。
わからんけど、師匠が動く、そして「できたね」と笑う。
多分、次の時はもうできん。
できんけど、また行く。
そういう繰り返し。
なんのためでもなく、ただ、おもろいからやってる。
強くなりたいっていうのも、もうないかな。
うん。
次回、合気できたら、本物やな。(多分無理だけどね)。