もう消しちゃったけど、その1もあるよ。
(コロナ休館で、2ヶ月弓を引けなかった(家では少し引いていた)私が、14㎏を引こうとするとシンドかったので12㎏のカーボン弓を買ったんですが、それを山口百恵似のH先生に「ちょうだい!」と言われて、H先生の「楠見蔵吉13㎏」をもらったのでした。カーボン弓が5万で、楠見蔵吉が10万ですんで、わらしべ長者その1です)。
で、今日はその2。
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行きたくなかったんだよねえ。
元々のホーム道場だけど、今はあまり寄りつかない。
「あんたはウチの人間じゃないから、今日は稽古しちゃだめだよ」と冗談とわかっていても、ちょっと刺さる。
そんなことにめげていたら引けないんで「すみません。向こう閉鎖になりまして」と頭を下げる。
ただ、もうメチャクチャ忖度して、一回の立ちで4本までしか引かない。
中途半端に、射場に入らない。
いつもの道場では8本とか10本とかいっぺんに引くのに、仕方ない。
全体で20射くらい引いて、半矢くらい。
緊張して数を数えるのを忘れてた。最後は続けて4射3中だったが。
いつもの15㎏を持って行かなかったので、道場に置いている14㎏で。
すると、若干下に抜けるんである。
で、最後はしばらく引いていない竹弓を出してきた。
生まれて初めて五段審査のために購入した竹弓。カーボン入り。
弓具屋さんに相談して、新古を購入。(だいたい半額くらいで)。
二年以上所有しているが、当初14㎏だったのが現在は落ちて12.8㎏くらい。
だから、少し狙いを上げて的中させる。
弱くて残念。
そういうボヤキを聞きつけて、弓具屋さんがやってきた。
弱いの?
はい。残念ながら弱くなりました。
竹弓はそう言うものだとわかってますので、大丈夫です。
そうだ。そもそも弓具屋さんにクレームのつもりは毛頭ない。
特に、こんなに暑いと弓もだれる。
私としては、年齢が上がって強い弓が引けなくなった時のために大事に育てようと思ってた。
弓は弦を張りっぱなしでもいけないし、張らないでおいておくだけでもだめだ。
成りは悪くないが、弓把が低くてちょっと休ませてた。殆ど引いていない。
弓具屋さんは「うーん」と考えて「12㎏ちょっとかー」。
「ねえねえ、僕の弓とかえっこしない?」
え!?
弓具屋さんは、新しい銘柄が出ると、宣伝も兼ねてそれを使って引くことが多い。
弓具屋さんも、審査を受け続けていて70を越えた今も毎週一回は弓道場で稽古している。
ホントはこれをもっと使いたかったんだけど。
新商品の弓は、ホームページにもある。
側木に黒檀を使った高級品だ。
まだ大会や審査で誰かが使ってるのを見たことはない。
だって、普通の弓が10万らいなのに、これは14万くらいです。
ちょっと持ち重りのある弓力15㎏。
15㎏といえば、自分のメインの合成弓が15㎏なので、同じくらいなんだ!!
(今持っている竹弓はあと16㎏があるが弓力がこれは落ちない・・・^^;)。
かえっこって言っても、私が得するような気がするんですが? と聞くと、「もう15㎏は引けないのよ。引けない弓は持っててもしょうがないしね。あなたにお嫁に出したこの子が12㎏台になったというのも、何かの縁でしょ? ぜひその弓を譲って下さいな。その代わり、この15㎏上げるから」と。
出戻りだねえ。
お嫁に行ったのにね・・・。
そう言いながら、弓に肩入れしてみる。
「これなら引けるんだよ。15㎏はもう一生引けないからね」
そこまで言われるなら、私も15㎏の高級竹弓に肩入れをしてみるが引き味は柔らかい。
カーボンは入っていない。
良いんですか?
もちろん!
弓具屋さんは、笑顔で応じてくれた。
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というわけで、今ここに黒檀の側木の高級弓があるんです・・・。
(ちなみに、高級弓だから中るということはない。材質が高級というだけ)。
嬉しいような複雑な気分。
時間がなかったので、取り替えっこしてそのままになった。
まだ引いていない。明日? 明日引けたら良いなとは思うが。
五段は竹弓でなくても良いとのことだったので、メインの15㎏で行くつもりだったが。
これは、稽古しなくちゃ。
(竹弓は反動が少ないので、ちょっとコツがいるんです)。