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桜満開でしたね
その他
2026/04/07(火)
22:16
道場の桜は例年より遅く、今日満開くらいでしょうか。
薄い青の空、白い雲、淡い桜の色がモコモコとしていて、遠く黒い山が見える。
ああ、私が国旗を作るとしたら、水色とさくら色と白と黒を使うだろうな。
(ちょっと欲張り?)
桜を見ても、見なくても思い出す。
あと何回の桜でしょうか。
私にとって、あなたにとって。
あの日の満開の桜の中を歩いた、あなたのことを思い出し、「悪い人生でもなかったかな」と独り言ちます。
いやいや、まだまだ続きそうなので、人生総括している場合じゃないですが。
こんな辛い、酷い、苦しいならばいっそ終われば良いのにと願った時間も長い。
今、いろいろあったけど、いろいろあるけど、まあ良いかってなってる。
どんなに悩んでも、桜は咲くし。
苦しい苦しいと言っても、ご飯食べて、あたたかい寝床がある。
猫たちは、私を信頼しきってお腹を見せて「撫でろ」という。
そんなだけでも、生まれてきて良かったじゃないか。
最近読んだ本で、「死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。」ていうタイトルの本がある。
死ぬのが怖い=タナトフォビアって言うらしい。
そういう著者が各界の有名人に話を聞くやつー。
あー、知り合いがいた。
若いころ、彼とそういう話題でかなり盛り上がった。
怖いですよね。怖いかなあ。文系の頭でっかちの哲学者は「怖いですよ」と真顔で言った。
私はたくさんの「死」を見てきた。そういう仕事だ。
殺しもしてきた。そういう仕事だ。論文1本書くのに、何匹殺したろうか。
死は、いつも手の中にあった。
無機質な実験動物に感情移入しないように、もくもくと実験をこなす日々。
心がちぎれて霧散していくような。そして、そういうことを口にしたら、「かっこ悪い」世界。
臨床に出てからも、消えていく命の灯を押しとどめることができず、指の隙間からサラサラと砂がこぼれていくように、命が失われるのを見守る。
助かることも、もちろんある。けど、いつも己の無力と向き合う日々。無力だった。実に無力だった。
桜が散るのを見ながら、100年後には桜(ソメイヨシノ)はもう枯れているだろうなと思う。
100年後には誰も知ってる人はいないなと思う。
私もあの人もいない。
だから、今頑張れるのかもしれないなって。
100年後も200年後も生き続けていられるとしたら、ナマケモノの私は何もしないままだろうな。
明日終わるとしても後悔しないように、今日精一杯生きる。
…といいつつ、今日は落ち込みが激しくて、ほとんど稽古せずに帰ってきました。
道場の掃除と、的張りしました。
そういう日もある。
また来年の桜を楽しみに。
お元気で。
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