一週間に一回しか会わない相手だから、色々見えるのか・・・?
門人のSさんのほうのオバアサンっぷりが気になってしかたない。
以前からある程度「姿勢が悪い」ということはわかってるが、姿勢の悪さはここでは致命的である。
アゴが出て、頚が前になってる。
オバアサンの風情が漂う。
普段の姿勢はあまり言わないようにしている。
けど、稽古となると別だ。
今日は姿勢というより、手と全身を繋ぐというテーマでやってみた。
全身を繋ぐ。言うのは簡単。
よくやるのは、例えば小指。
小指と背中を繋ぐでしょ? 繋がってるよね? というワークがある。
これが私は苦手でしょうがなかった。
繋がっていると思えば繋がってるし、切れていると思えば切れている。
よくわからないというのが正直なところだ。
そういう稽古の積み重ねでわかったことがある。
繋がってることを感じるという受け身じゃ駄目なんだ。
「繋げる」のだ。
そう思ってから、手の操作と背中や全身がビシッと繋がるようになった。
特に、背中はすぐに手から繋げるようになった。実感を持って。
だから、言える。手を広げて緩めない。背中のほうにビシッとした縦線を感じる。
それが普通。それが基本。
そういうことをたぶん、最初の3年はやり続けた。(だから、無駄ではない)。
もちろん、Sさんも一緒にしていたのだが。
そういう話をして背中に触れると、手を開いたSさんの背中が緩む。
は?
どうして?
何度もやってもらうと、「交通事故のあと、呼吸がしにくくなって、ここを緩めるように言われたのです」という。
いいえ。それはそれ。そのときはそれが正しい。でも、今はそういうことをしているのではない。
私は目が点になった。まさか、こんな緩んだ背中でやってきたのか。
「え? 私は繋ぐってこうやって広げるってことだと思っていました」
いや、それは、広げてるのではなくてね。背中を抜いて、前(胸)を縮めている。背は引っ張られて伸びてるだけ。
そういうのは「広げる」ということじゃない。その形だとアゴが出て、頭が前に乗る。
しばらく、お互いに絶句してしまった。
繋ぐ以前の話だ。
こんなことをすると、縦線が背中に出来るんですが? と恐る恐る聞くのを「そうよ。その縦線を使って!」というと、(-_- )うーんと考え込む。
考え込むのも悪い癖だ。
彼女が不機嫌になるのではないかと少し不安になるが、「考えないで。やるだけです」と指示を出す。
そしたら、できるわけですよ。
絶句しました。
がっかり。
彼女とは単独で教えるようになって3年もたつ。
それなのに(ToT)。
気がつかない私・・・。伝えられなかった私。
_| ̄|○
指導者失格だろうか。
かなり落ち込んだ。
もちろん、Sさんが続けてくれるなら、今日のことは笑って振り返ることができる。
けど、これで挫折感を味わってしまったとしたら。
だって、足かけ6年、基本が・・・。
はあ・・・。