同じ弓力

2022/05/14(土) 13:51
ショックだった。
たまには示現カーボンスペシャルCSを引かねばと思って出してきた。
先週の計量で示現グラススペシャルGSは14.2㎏(85㎝)、14.8㎏(88㎝)ということだった。
(ちなみに、桑幡並寸は16.2㎏(85㎝)、16.7㎏(88㎝))

カーボンのほうは、15㎏ということで購入したのである。
そして、実際引きが強くてちょっとしんどい。
一㎏違えば違うものだと納得していた。

しかし、20.2℃、60%湿度(だいたい先週と同じ条件)でもう一度測ったら、カーボンはグラスとまったく同じ結果が出たのである。
85㎝では14.2㎏。88㎝では14.8㎏。

まったく同じだったのである。
(ちなみに、グラスは購入時14㎏で買っている)。
このくらいは誤差の範囲であるし、保存状態とかどのくらい引いたかとか年月とかで変化する。
竹弓ほどではないというが、グラスもカーボンも合成弓も生き物なんである。

わかっていてもカーボンは強いんじゃないかと身体が身構えるし、第一やっぱりグラスほど軟らかく引けない。

ただし、その矢勢はすごい。

前で引いてた人が振り返るくらいだ。

え? 弓替えました? すごいですね。

えへへ。それに気づくあなたもすごいよね。と私は笑う。
まあ、審査まではまだあるので、しばらく頑張ってこのカーボンを引こうと思う。
(グラスは家に持ち帰った)。
カーボンは反動があるので、少し慣れが必要だ。

一回の稽古で、一回(2本~4本)は竹弓を使うが、まだ弓に振り回されている状態である。
(的中はあるが、弓が返らなかったり、会が短かかったり。
危ういときには、離れが暴れてしまう・・・(ToT)

本当は真夏の審査は竹で行きたいんだよね。
夏は弓が弱る時期だから、その時期にこそ、強すぎる弓を引かねばなのだ。
でも、一㎏ならともかく、二㎏の違いは大きい。
(もちろん、引ける引けないは㎏数だけじゃないけど)。。


No.440 PERMALINK