4日目

2026/08/13(木) 23:12
今日は中打ち製作。

私は昨日作った中打ちの紐を外し、くさびを外す。

午前、午後とかけて、前竹、外竹のひたすら削り。
粗削りと前竹は少し手伝ってもらったが、外竹は一人で何度も「もう少しこの辺」と言われながらやり切った。
ずっと鉋を握っていた右手は痛くはないが、握る形に手が固まってしまった。
昼ごはん(今日は、しょうがごはんと、関西風のうどん。すっごい分厚いあげとすっごい美味しいお出汁)を食べても延々座って削り続ける。
僕らやったら、10分ですわー。と笑うけど、素人がやったら2~4時間かな。

私の弓打ちは明日になってしまった。
やはり、最初のグループの人の弓を打つということで。見学しようかなと思っていたら、追い出された。
「自分の時の感動が減るから、どっかコーヒーでも飲んでおいで」

仕方なく、同じグループの人たちとふらふらと京都の町を歩く。
とにかく人が多い、外人さんも多い。車も多い。道が狭い。

K師は英語はペラペラ。
毎年数カ月ヨーロッパを回る。弓を教えるのだという。
道行く人に質問されて、かなり癖のある英語だが、しっかり受け答えしていた。
翻訳するとこんな感じ。

「どっから来られました?」
「ああ、フランス。僕も毎年フランス行きますよ」
「都市? リモージュですわ」

道行く人は「リモージュ! よく知ってる!」と喜んでいた。


…弓打ちの前は、作業場を片付けて、ワックス塗って、ピカピカにしてやるようだ。
み、見たい! 明日かー。

ただ、私が手持無沙汰にしているのを見て、K師が「中打ち削ろうか?」と言ってくれたので、お願いした。
中打ちの厚みをどんどん削っていく。
切り落とした端っこは、記念にと渡してもらえた。
キーホルダーにしようかな。
12キロの人のはペラペラになっていたが、私のは結構な太さである。
いや、ホンマにまだ20キロやと思ってるんちゃう? 内心疑うが、弱くなるより良いので放置しておく。

いや、あれだけ私の左手(弓手)を見て、手幅を考えてくれてるんだから、そこは信頼しよう。
見るたびに「かわいらしいな」と言ってもらえるのは、大変光栄である。
私の人生、可愛いとは無縁だったので、この数日でたぶん一番かわいいと言われた(手だけ)。

晩御飯は、ミートローフ、ガーリックパスタ、野菜のコンソメ、野菜の蒸したもの(ものすごい量)、トマトサラダ。
奥様すごいわ。
信じられないくらいレベルが高い。
美味しいし、彩もきれい。器も美しい。

明日は早起きしてK師お勧めのパン屋さんに行くことになった。
楽しみである。


ちなみに持ち込んだ廃弓寸前の桑幡道信は「ええ弓やん」とのことで、普通に弦をかけてもらえた。
えええ!? 出木気味なので、少し火入れしてもらう予定。
でも、きっと20キロないくらいかなと言われた。
良い弓やけど、いつ爆発するかわからんからなとも。
(冴えた弓ほど壊れやすいものである)。


明日が楽しみ。
というか、日々が過ぎるのが早い。


No.686 PERMALINK