なんということだ。あっという間に3日目が終わった。
台風の影響はさほどではなく、途中で雨は降ったが、大丈夫だった。
京都の町屋は吹き抜けがけっこうあるので、家の中を歩いているつもりが、雨に打たれるという珍しい経験をしたが。
(土間で作業場と店先の作業するところがつながっている。その上は空である。畳のある所は屋根がある)。
朝からせっせと削りに勤しむ。
私の手の動きを見ていて、「手伝いすぎたな」とK師がぼやく。
すみません…雑やけど、早いのが特徴なんです。
ぎこちない動きを哀れに思ったか、何度か手をだしてくれたが、だいたい一番乗りで前竹(内竹)の削りが終わった。
「いやいや、まだやでー」と手に取ったK師は速攻「いや、もうやめて。OK」と。
そして外竹に取り掛かっていたら、中打(弓の真ん中に入る芯。ヒゴで作る)を作るグループに入った。
昼ごはんは、焼き豚丼。これも美味しかった。お味噌汁に、酢の物も美味しくいただいた。
午後からは中打ち造り。
中打は3本ヒゴと5本ヒゴがある。私の弓は強いので、5本入る。
中に芯材としての木材を入れているが、「桜」らしい。
側木は黄櫨。さ、最高級の今は手に入らない木材である。(K師は言わなかったが)。さすがに「それ折ったら、追加料金もらうでー」と言われた。
黄櫨は、本当に黄色で、もうバンドソーで切った粉が、黄色いチョークの粉のようである。
それを向きを変えながら、層にしてまとめる。それは職人がやってくれる。
握りに職人がマークを入れてくれて、一つにまとめて接着剤部屋に入る。
なぜ接着剤部屋かというと、接着剤(今回は尿素系の二剤混合接着剤を使う)の硬化が温度が高いとあっという間におこり、私たちのような素人がもたもたしていると作業できないからである。
つまり、部屋は16度設定でクーラーをガンガンにきかせてある。実際には20度弱くらいの室温であったが。
外気温もそれほど高くなく、過ごしやすい一日であったが。
4人一組で、中打ちに接着剤を塗り、紐をかけて、くさびを打っていく。
ぐるぐる巻きにした紐の間にくさびを入れていくことで、がちがちに締まる。
紐は麻縄? 交差を必ず両面に作る。縄の交差の感覚は14cmくらいか。近すぎても遠すぎてもいけない。
あなたの弓は20キロやったね。
K師に何度も言われて、いやいやいや18キロですよ。と訂正する。
いや、変わらんやろ? 変わります。
という問答をなんどかした。
私を見て、笑いながら「なぜか20キロという風に思うんだよな」と。
夜ご飯は、おしゃれなカフェ風!
フランスパン(ガーリックバター、パセリ添え)
チキンのトマトソース煮込み、
コーンスープ。
生ハムのチーズとスプラウト巻き、
レッドキャベツのザワークラフト風。
いやいやいや。美味しかったが、お代わりできなかったので、帰りに小さいカップラーメン買って帰ったw
さすがに三日目は、他の参加者たちの発言も多くなり、にぎやかに夕食を終えた。
他の人の話もとても面白く、今後、末永くお付き合いできることを祈るばかり。
ちょっとK師はお疲れのようだった。