ワークショップ1日目。
8時11分の新幹線に乗り、京都へ。
2時間10分ほどで到着。
タクシー乗り場を間違えて、大回りして到着。
20キロの桑幡道信を連れて行く。(新幹線の天井が低いが、裏ぞりがすごいことになっているので問題ない!)
首折れ? 廃弓? というボロボロの弓で数週間は使ったが、器具庫に置いていたらひっくり返った…。
当代(21代目)のK師は「いや、いけるやろ?」と言ってくれたので、明日、弦を張る予定。
鎌倉から遅れて参加の女性を待っているうちに昼食となった。
食事は昼と夜用意してもらえる。K師の奥様が作ってくれる。
一日目昼は特上ビーフのすじ肉のカレー。すげーうまかった。
お代わりしたかったが、午後の作業に困るかと思って遠慮した。(かがんでの作業なので、腹が閊えると困るw)
午後から作業。
まず、竹の上下。
節に手を滑らせて、なだらかなほうが上。引っかかるのが下。
そして、下は引っかかるのと、雨水などで若干黒い。
節間も、上に行くほうが長くなる。
それから、芽竹と脇竹の見分け方。
枝が出ているほうが「芽竹」そうじゃないほうが「脇竹」。
芽竹が弓の材料になり、脇竹はヒゴの材料となる。
十字型の竹割を使って、まずそれらの竹を割る。
これが、結構難しい。1発目がちゃんと入らないと割れない。私があまりにとろいので、息子のMさんがほぼやってくれた。単純作業は得意なのだが。
そして、脇竹は二つに割いてから節を取る。
鉈と言っていたが、なんと日本刀のなかごと刃の部分20cmほど残したものだった!
なかごの部分をもって作業する。(銘が入ってるものもあったが、贋作らしい。残念)。刃はほとんどつぶしてある。だから間違えて刃を持っても手は切れない。
その作業も結構大変w
それも、作業場の外の道路でやるので、車が来るたび声を掛け合って引っ込むw
おなじみの光景なのか、ドライバーさんたちも軽く会釈して通り過ぎる。
その後、21代K師と話し合いながら、弓力手幅などを加味して、弓にする竹を決めていく。
K師は私の手を見て、「うわああ、可愛いねー。体格や声や態度とはイメージ違うねー小さいね」と笑ってくれた。
前半は余計だが。
で、たぶんワークショップ参加者の中で、一番強い弓を頼んだ。18キロ。
まあ、竹弓は弓力が落ちるものなので、16から17に収まればOK(^^♪
私のような弓道歴10年はペーペーと思ったら、2年目の人とか、5年とか、いろいろおられて、心が軽くなった。
竹は内竹と外竹で違うものを使う。
K師は何本も竹を手に持ちぶらぶら揺らして重さや反発を見ていた。
それで強さってわかるんですか? と問うと「自然物だから、わからんよ」という。
わからんのかい! と思ったが、この作業は私たちにはできないので、見守るだけである。
「手を見せて」と言って「何キロ?」と聞きながら、片手で竹(芽竹)をぶらぶら。ハイこれ。
それで、やはりわかるのだ。時々外すけど、大きな外しはないよとは息子さんの弁。
私は並寸だが、並寸用の尺がある。
それで手早くマジックで握りのところと、上下を決める。
上下を切り落とすのは私たちの仕事で、のこぎりで切り落とす。
切り落とした部分は記念に持って帰っていいよと言われたが、でかい竹を4切れも持って帰るのは無理なので、一つだけカバンにしまった。
丁度握りの来るところに自分の名前を書き込む。「大きく書きすぎるんじゃないよ。端っこは切り落とすからね」と私を見て言う。
あんたが、一番やりそうだ。
ははは。なんで? いや、その通りだけどね。(職人というのは、そういう人間観察の目も確かなんだろうか)。
そこからは、ヒゴ造り。
ヒゴになる脇竹の節をなだらかに専用の道具「手がんな」で削っていく。
持ち方、台の抱えかた、胡坐に座っての作業である。
京都の町屋は、間口が小さくて奥が深い。
店先で竹を削っていると、多くの外国人観光客が通り過ぎる。
おおーとか言って、手を振ってくれるので、ニコニコ手を振り返したりして。
しかし、節の硬いことよ。
実は「怪我には気を付けて」と言われていたが、右の小指の外側にどうしても台に当たる。
イテテとなってしまった。
夕食のとき、K師に言うと「当たるんですよ」と自分の手をだしてくれた。
なんと右手の小指側の外側はガチガチになっていた。
職人の手だわ。
自分のぷにゃぷにゃな手が、赤ちゃんに見える。
明日も痛いだろうけど、頑張らなくては!
そして、胡坐は得意なので、別段疲れることもなかった。
暑さもこの時期の京都としては涼しい一日であった。
というか、明日もヒゴづくりらしい。
私の弓打ちは14日予定である。
うわー楽しみ。