居合の初段を、4月に延期のつもりだった。

いいえ。受けなさいと言っていて、落ちることはないのです。
あなたは、その実力があるのです。

何度目かの断りを入れたときに、居合の先生は残念そうに言った。
そして、「あなたには、将来教える側に回って欲しい」と付け加えた。
普段二人での稽古はないが、その日はたまたま他の門人が休みで、道場には先生と二人だった。

私がその道場を気に入っているのは、先生は私を女として見ていないことがよくわかるからだ。
普通、二人きりの閉鎖空間は息が詰まる。視線が、触れた手が「お前は所詮女だろ?」と嘲笑する指導者だっているのだ。
先生は、私に一目おいている。私が他武道の指導者であることや、隣県までせっせと大枚をはたいて通っていることも、知っている。
おかげで「女癖がよろしくない」というもっぱらの評判(!)だったが、私は一度もそういうことを感じたことはない。
(一度だけ、他の女性に送ったはずの「愛してるよ」というメールが間違えて私の元に届いたことはあったが、黙っている)。

私も、基本的に道場の連中や先生を色恋で見ることはない。
先日の私を逸材と褒めてくれた先生も、私は気に入ったし大好きだが、同じ家族みたいなものだ。
(特に空手家は私は、異性と思えないのであるw)

まあ、例外もあるにはあったが。

閑話休題。

で、先生の本意はわからない。本当に私に受けて欲しいと思っているのか。
受審料で冬のボーナスとしたいと思っているのか。
このさい、どうでもいいと思えた。
そこまで勧めてくださるなら、受けようかと。

初段を取らなければ、次に行けないと言われたように見えた。

というわけで、受けるつもりはなかったけど、このたび受けることになりました。
17日が弓の審査で完全に審査会かぶるので、弓優先で、18日に特別審査会をしていただけることになりました。
がんばります。 

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